【町田 vs 岡山】 ウォーミングアップコラム:どんな起用方法にも応える中島裕希。彼が長崎戦で見せたプレーとは?

2019年6月22日(土)



中島裕希(写真)は2016年、FC町田ゼルビアのJ2再昇格とともにこのクラブへ加わった。彼はそこから3季連続で二ケタ得点を決め、フィールドプレイヤーとしてチーム最長の出場時間も記録している。

そんな鉄人が4月21日の大宮アルディージャ戦で右膝を痛めて珍しく欠場をしたときは、少し心配した。しかし彼は「全治6週間」の発表よりも1週間早く、5月26日のFC岐阜戦から戦列に復帰。6月16日のV・ファーレン長崎戦では2点ビハインドの51分からピッチに入り、引き分けで勝点1を奪う追い上げに貢献した。

長崎戦後の相馬直樹監督は、中島の起用についてこう述べていた。
「暑さを含めて、今日は後半勝負になるだろうと思っていた。背後に出ることと背後を使うことの両方ができる中島を、ベンチからスタートしてもらう形にした。そういった中で、多少早い時間に入ってもらった」

中島はタフで献身的で、どんな起用方法でもしっかり期待に応える。長崎戦当日に35歳の誕生日を迎えた彼だが、そのプレーには「若さ」と経験が程よいバランスで共存している。

長崎戦の彼はいつものFWでなく、サイドハーフで起用された。2点をリードした長崎は深く引いて、スペースを消していた。町田は「DFの背中」を取るフリーランと、それに呼応して押し上げで相手を受け身に立たせるスタイルだ。ただし相手が引いているときは「もう一手」が必要になる。

中島は自身もスペースに出ていけるタイプだが、ボールを落ち着かせるキープ力や、周りを活かす質や判断力も併せ持っている。長崎戦は富樫敬真や土居柊太、岡田優希といった若手アタッカーの強みを引き出す裏方に回っていた。

中島は振り返る。
「中盤は前向きでプレーできる。当てて動くプレーは、相手にとって一番嫌なところ。意識して相手の嫌なことをやって点を取れた」

「相手の嫌がるプレー」を徹底するのが町田の攻撃だ。相手が浮き球をスペースに蹴るプレーに備えているなら、「当てて動くプレー」という次の一手を出せばいい。長崎戦はそんなプランBが機能した。

若手アタッカー陣との共存について、中島はこう述べる。
「彼らは動き続けるところを、すごいやっている。僕も若い選手の特徴をしっかり活かせるようにやろうと思う。中盤になったときはボールが自分のところに来る前に、彼らのポジションを見て、何をしたいかを考えながらプレーしている」

23日に対戦するファジアーノ岡山は、町田がリーグ戦で過去8試合対戦して通算5分け3敗。実はまだ勝ちのない相手だ。

中島はこう意気込む。
「まだ勝ったことがないって聞いたんですけど、それを勝つためのモチベーションに変える。ホームだから絶対に勝って、チームを勢いづかせて、いい流れに乗りたい」

文:大島和人(町田担当)


明治安田生命J2リーグ 第19節
6月23日(日)18:00KO 町田
FC町田ゼルビア vs ファジアーノ岡山
町田市立陸上競技場(FC町田ゼルビア)
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