【群馬 vs 讃岐】 ウォーミングアップコラム:元鹿島FW田中稔也、前節長野戦でプロ4年目の初ゴール。ついに目覚めた才能

2019年6月22日(土)



今季、鹿島から完全移籍で加入したプロ4年目の田中稔也(写真)が、前節長野戦で初ゴールを決めた。

スコアレスで迎えた後半アディショナルタイム、群馬は自陣ゴール前からロングカウンターを仕掛けた。左サイドから加藤潤也がドリブルで持ち込むと、バイタルエリア付近でゴール前へラストパスを送る。

そのパスをペナルティーエリアで受けたのが田中だった。迫ってくるDFを切り返しでかわすと左足に持ち変えて、GKのポジションを確認しつつ確実にゴールへ蹴り込んだ。

チームを3連勝に導く劇的なアディショナルタイム弾。田中は、涙を滲ませながらベンチサイドへ走り、チームメイトの手荒い祝福を受けた。

「4年目の初ゴールだったので、素直に嬉しかった。ここまでゴールに絡めずチームに迷惑をかけてきたので、やっと勝利に貢献できた」

地元・群馬県出身。ジュニアユース卒業時に、鹿島ユースのセレクションを受けて合格、群馬を飛び出して鹿島へ。鹿島ユースではキャプテンとしてピッチに立ち、2015年の高円宮杯U-18で日本一を達成、そのままトップへ昇格した。

しかし、鹿島の分厚い選手層に阻まれてJリーグでは出場機会に恵まれず、プロ4年目の今季、群馬からの熱烈なオファーに応じて移籍を決断。地元で再起をかけた。

第2節で先発出場したもののその後は怪我の影響でレギュラーポジションをつかみきれなかった。シーズン序盤にチームは低迷。田中はその責任を強く感じていた。

「自分が何もできていない中、チームメイトが頑張ってくれていて、チームがやっと勝ち始めた。仲間への感謝のためにも自分のゴールで勝ちたかった」

初ゴール後、鹿島時代のチームメイトや友人らから祝福LINEやメールが数多く届いたという。

「あらためて多くの人に応援してもらっていることに気づいた。初ゴールは単なるスタートなので、ここからさらにゴールに絡むプレーをみせたい」

群馬で育ち、鹿島経由で再び地元へ戻ってきたアタッカーが、ついに目覚めた。彼が本当の才能をみせるのは、これからだ。

文:伊藤寿学(群馬担当)


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