【福岡 vs 山口】 ウォーミングアップコラム:豊富な運動量でチームを支える松田力。献身的なプレーで勝利を目指す。

2019年6月29日(土)


雁の巣球技場で練習の様子を撮影していると、とにかく松田力(写真)の姿がファインダーに入って来る。ゲーム形式のトレーニングでは、誰よりも走り、誰よりもボールを追い、そして球際で激しくバトルする。コンディション不良により、前々節は欠場。前節は途中からの出場となったが、先発復帰に向けてコンディションは万全のようだ。

今シーズンは開幕から好調を維持。第17節まではフィールドプレーヤーでただ1人全試合にフル出場して4得点。昨シーズンまでは、攻撃的なポジションの選手でありながら、むしろ守備面での貢献の高さが目立っていたが、今シーズンは本来の攻撃的な力を発揮。反対サイドからゴール前へ飛び込んでいくパターンが増えた。その一方で、シーズン当初から務めている左右のウイングのポジションだけではなく、ウイングバック、サイドバックとしてもプレー。24名という少数で戦うチームを、豊富な運動量と献身的な姿勢で支える姿勢は昨シーズンまでと変わっていない。

さらに、監督交代に伴いサブキャプテンの重責も担う。「若い選手も含めて話ができればという意図。リキは好きなことを言うと思うので、風通しが良くなればいい」と話すのは久藤清一監督。本人も「上と下とのパイプ役になってくれと言われた。今までもやってきたことだが、それを続けてやっていこうと思っている」と話す。チームが苦しい状況にある中、メンタル面でもチームを支えるつもりだ。

さて、現在21位とJ3降格圏内に位置するアビスパにとって、今節から始まるホーム3連戦(天皇杯を含む)は前半戦の最大の正念場。悪い流れを断ち切って勢いをもって後半戦に入れるのか、現在の流れを引きずってしまうのか、今シーズンの行方を決定する3試合と言っても過言ではない。アビスパにとって求められるのは天皇杯2回戦を含めての3連勝。松田力も「絶対に勝たなければいけないという強い気持ちをもって臨まないといけない」と口にする。

後半戦に向けて、まずは立て直しを図るアビスパは、高い位置からプレッシャーをかけることで始まるサッカーから、守備ブロックを作って態勢を整え、前から行く時と、しっかりと守る時を併用するサッカーに変更。特に直近の2試合では実質5バックで臨み、守備を固めてから前へ出るチャンスを窺う戦い方を選択している。山口戦にどのような形で臨むのかは不明だが、いずれにせよ守備意識を高めながら戦うことが予想される。

そんな中にあって、松田力には攻撃面での貢献はもちろん、守備面においてもチームを支える役割が求められている。だが、「今は結果が出ていないし、まずは勝つことが大事」と話し、昨シーズンまでと同様に両方の役割を担う覚悟でいる。今のアビスパにとって何よりも必要な勝利を求めて、松田力はレベルファイブスタジアムのピッチを走る。

文:中倉一志(福岡担当)


明治安田生命J2リーグ 第20節
6月30日(日)19:00KO レベスタ
アビスパ福岡 vs レノファ山口FC
レベルファイブスタジアム(アビスパ福岡)
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