【新潟 vs 大宮】 ウォーミングアップコラム:抜てきは偶然ではない。19歳のCB岡本將成は、自信を胸にピッチに立つ。

2019年7月5日(金)


アルビレックス新潟U-18から今季、トップチームに昇格したDF岡本將成(写真)が、前節、鹿児島戦でCBとして初先発。プロデビューを果たした。

すでに新潟デビューは昨シーズン、果たしている。JリーグYBCルヴァンカップの横浜FM戦で先発したが、70分、79分と警告を受け退場となった。
鹿児島戦は両足がつって、60分に交代。今回も途中でピッチを退くことになったのは、本人、チームともに想定外だったろう。そのため3-1と逆転勝利した瞬間を、ピッチで体感することはできなかった。

「緊張のせいです。準備不足だったわけじゃない」というのは、決して強がりではない。吉永一明監督からも、しばらく前から試合に出ることを前提に準備をしておくように言われていた。
「試合メンバーに入るかもしれないとは思っていました。天皇杯を一つの目安にもしていたし。でも、まさかあのタイミングだとは」。天皇杯2回戦・金沢戦の4日前に訪れたプロデビューの瞬間を振り返る。

だが、地道な取り組みがあったからこその抜てきだった。生駒武志フィジカルコーチに専用のフィジカル強化メニューを作ってもらい、「全体練習が終わって、みんながクラブハウスを引き上げた後も残って自主練をしていました。努力すれば試合に出られることを証明できたと思うし、自分でチャンスをつかんだとも思います。次こそ、特徴を発揮したい」

鹿児島戦で後方から支えたGK大谷幸輝から見ても、十分、持ち味を発揮していたという。「足も速いし、空中戦もしっかり競ることができる。鹿児島戦でも前にボールを運ぶ意識があったし、ピッチ全体を見てパスが出せていました。課題は足がつったところだけですね(笑)」
CBである以上、最後までピッチに立って相手の攻撃をはね返す責任がある。大宮の攻撃陣が強力であるのも承知の上だ。「フアンマ選手やシモヴィッチ選手など、強力なFWがいる。J1でも通用するような選手を抑えられれば自信になるし、チームも勢いづく」と、マッチアップを楽しみにしている。

おととしの年末には、今シーズンともに新潟U-18からトップに昇格したMF本間至恩と、ドイツのシュツットガルトの練習に参加した。当初はU-19チームに交じっての練習だったが、プレーぶりが評価され、すぐに2人ともU-23チームに格上げされた。「さすがにフィジカルに差があったけれど、それでも食らいついて、年代別代表だという相手のFWとバチバチやり合って弾き飛ばしたり、なかなか頼もしかったですよ」とは、2人を引率した内田潤U-15監督(当時はU-15コーチ)の言葉だ。
生駒フィジカルコーチも、「身長に対する筋量は、まだ少し足りていないけれど、あの身長であのスピード、ジャンプ力、持久力。素材としては代表クラス」と太鼓判を押す。

世界に目を向ければ、19歳でトップチームで活躍するのは決して特別ではない。「本当にそうなんです。世界で戦うためにも、まずはチームで出続けないと」。明日の大宮戦で、屈強な相手FWとぶつかり合い、一度でも『やれる!』という手応えを得られれば、それはこれからへの大きな財産となる。シーズン後半、チーム浮上の土台を築くのは、大きな可能性を秘める若きCBだ。

文:大中祐二(新潟担当)


明治安田生命J2リーグ 第21節
7月6日(土)19:00KO デンカS
アルビレックス新潟 vs 大宮アルディージャ
デンカビッグスワンスタジアム(アルビレックス新潟)
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