【相模原 vs 八戸】 ウォーミングアップコラム:ジョン ガブリエルが示す“ビッグエース”の矜持

2019年7月5日(金)


眠れる背番号9が帰ってくる。「外で見ていた期間は頭も体も準備できたので、良い試合にしたい」。今季初の連敗を喫したチームの起爆剤となるべく、ジョン ガブリエル(写真)は今節ピッチに立つ。

来日3年目の今シーズンは苦しい時間が続いていた。開幕以降、次第に出場機会が減少。昨季までに築いたエースの座は揺らいでいった。ジョンもまだ23歳。「まだまだ足りないこともある(三浦文丈監督)」のは当然のことだ。それでも、ストライカーにとって試合に出られないこと、そしてゴールを決められないことはストレスでしかなかった。

「FWとしてはゴールできないということがすごくストレスになる。試合に出られなくて、ゴールできないことにはストレスを感じていた」

実際、スタメンを外れた当初はモチベーションを保つことが難しかった。時にはリード時に試合を締めるべく、不慣れな“クローザー役”を任されることもあったが、うまく適応することができなかった。毎週組まれる練習試合でも、なかなかゴールを挙げられずにいた。

腐りかけていたかもしれない。それでも、「しっかり練習と向き合って、チャンスが来たときに生かせるようにやっていこう」。同じくなかなか出番を掴めない同胞たちと、そう言葉をかけ合い必死に前を向いた。

指揮官も当然、彼を見捨てたわけではなかった。「『試合だけやります』は日本では通用しないよ。トレーニングからしっかりやっていこう」。そんな三浦監督の働きかけも効いた。「1週間のトレーニングをしっかりこなしたことで、またチャンスが来たんだと思う」とジョン。今週も練習から意欲的な姿勢を見せ、その末に掴んだ挽回のチャンスだった。

試合に出られない期間はフラストレーションを溜めた半面、「逆に『ゴールするぞ』という気持ちがモチベーションにもなった」。チームも現在、得点力に課題を抱えているだけに、あとはその溜め込んだパワーを爆発させるだけだ。

先日の天皇杯2回戦でジャイアントキリングを演じ勢いに乗る八戸を、上から叩く。そして証明する。自分こそが相模原の“ビッグエース”だと。

文:林口翼(相模原担当)


明治安田生命J3リーグ 第15節
7月6日(土)17:00KO ギオンス
SC相模原 vs ヴァンラーレ八戸
相模原ギオンスタジアム(SC相模原)
みんなの総合評価 (4.5)
臨場感 (4.1)
アクセス (3.5)
イベント充実 (4.4)
グルメ (4.7)
アウェイお楽しみ (4.1)

1万円分の旅行券が10名様に当たる!スタナビ「スタジアムグルメ」投稿キャンペーン!

移籍情報