【岩手 vs 藤枝】 冴えわたる左足はまさに“宝刀” アシストランキングトップを走る麦倉捺木

2019年7月12日(金)


無造作にセットされたボールが美しい軌道を描き、味方のゴールを導く。麦倉捺木(写真)の左足の精度は名実ともにJ3随一と言って差し支えないだろう。

今季、岩手の総得点は17で、麦倉は1ゴール7アシストを記録。実に得点の約半数がアシストランキングトップを快走する麦倉の左足から生まれており、セットプレーを迎える場面での期待感は、昨季以前とは比較にならないほど高まっている。

シーズン序盤から次々にアシストを決めているが、7つのうち6アシストをセットプレーから挙げている麦倉。岩手は4人のCB陣がセットプレーから8ゴールを挙げており、チーム内得点も福田友也、木下高彰がそれぞれ3ゴールで最多。いかに岩手の武器となっているのかがわかるデータだ。

「セットプレーに対しては強いこだわりがあって、今季はそれがゴールに結びついているのは個人的にもいいこと。中の選手とのタイミングが序盤戦に比べて合ってきているのも大きいかなと思います」

麦倉は手応えと成熟を口にする一方で、チームとしての明確な課題にも言及する。

「流れの中からのゴールもですけど、個人的にはやはり失点が一番の課題。早い時間の失点が続いているので、改善の必要があると思います」

課題克服の意味でも今節の藤枝戦はひとつの試金石になり得る重要な一戦となる。というのも2つの点で好対照なチーム同士であるからだ。

ひとつはカウンター。今季の藤枝は鋭いカウンターがストロングポイントであるのに対し、岩手はミスからの被カウンターで多くの失点を許している。もうひとつはセットプレー。岩手はJ3においてセットプレーから最も得点しているチームであるのに対し、藤枝は今季セットプレーからの失点はない。

この難敵相手に両局面でのせめぎ合いを制し、勝利につなげられれば大きな自信となり、順位も再浮上も期待できる。そしてそのために欠かせないのが麦倉の左足だ。セットプレーからは難攻不落の藤枝ゴールに最初の風穴を開けられるかどうか。見どころ満載のリーグ前半戦ホームラストゲームとなりそうだ。

文:高橋拓磨<cross Line>(岩手担当)


明治安田生命J3リーグ 第16節
7月13日(土)15:00KO いわスタ
いわてグルージャ盛岡 vs 藤枝MYFC
いわぎんスタジアム(いわてグルージャ盛岡)
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