【新潟 vs 横浜FC】 ベストイレブンに選ばれることになるGK大谷幸輝は、もやもやしながらプレーしていた。

2019年7月12日(金)


16戦無敗でビッグスワンに乗り込んできた大宮アルディージャに1-2と逆転勝利し、今シーズン2度目の連勝を果たした前節。GK大谷幸輝(写真)は、DAZNが選定するJ2リーグ第21節のベストイレブンに選ばれた。しかし本人にとっては、「特別シュートを止めていた感覚はなかったし、手応えもなかった。ミスが多いと思いながらプレーした試合」だったという。

ミスというのは、主にキックミスだ。「ターゲットが見つからなくて、誰に蹴るべきか迷いながら蹴っていた。中途半端になって、失点のきっかけにもなってしまった」と、17分に先制された場面を振り返る。

それはビルドアップの初期段階で、CB岡本將成が下げたボールをペナルティエリアを出て受け、利き足とは逆の左でフィードしたキックだった。これをハーフウェーライン付近ではじき返され、そこからの攻撃で失点した。

4-2-3-1をベースに戦う現在、1トップにはチーム最多の8得点を挙げているレオナルドが入る。180㎝のレオナルドが得意とするのは、機動力を生かしたプレー。前線両ワイドのフランシス、渡邉新太も同じ系統のアタッカーだ。

大谷も迷いっぱなしだったわけではない。大宮戦後半は割り切ったという、スペースへ大きく蹴ることは、一つの解決法だろう。できればアバウトに蹴るのではなく、つなぎたい。そのキックを日々の練習から磨き、トライしたいというのがGK心理。しかし、制空権を握ることの優先順位が必ずしも高くない現時点では、シンプルなキックが得策だ。

割り切れた大宮戦の後半、頼もしいセービングで真価を発揮する。終盤、相手はロングボール、ドリブル突破、ロングスローを交えて反撃の勢いを増してきた。ペナルティエリアまで押し込まれ、ときに身を投げ出してシュートブロックするフィールドプレーヤーの間隙を縫って飛んでくるシュートに鋭く反応。勝利に貢献した。

「球際、ハードワーク。後ろから見ていて、みんないつも以上に気持ちが入っていました。でも自分たちの今の順位(11位)を考えれば、これでいいとはならない。続けないといけない」

シーズン後半、チームはまずプレーオフ圏内への浮上を目指す。的確なゴールキーピング、そして攻撃の起点になることが、この上ない後ろ盾となる。

文:大中祐二(新潟担当)


明治安田生命J2リーグ 第22節
7月13日(土)19:00KO デンカS
アルビレックス新潟 vs 横浜FC
デンカビッグスワンスタジアム(アルビレックス新潟)
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