【大宮 vs 鹿児島】 負のターニングポイントをプラスへ転換——大山啓輔が背負うもの

2019年7月12日(金)


シーズン折り返しの試合となった第21節新潟戦。大宮にとっては今季初の逆転負けとなり、それまで16戦続いていた負けなしが途切れた。順位も自動昇格圏外へ下がることとなり、悔やまれるターニングポイントとなった。

「形としては、勝っている状態で自分が出てから逆転されているので、悔しい部分はありますし結果に対する責任は感じています」

幸先よく先制した直後に三門雄大が負傷するというアクシデントに、代わってピッチに入った大山啓輔(写真)はそう振り返った。

「(1失点目の)2つ3つ前のシーンでセカンドボールを拾えていなかったり、(2失点目の)カウエ選手が裏に出した場所にプレッシャーが掛かっていなかったり、自分の問題として確実にある」と反省の弁を口にするものの、敗戦の責を大山ひとりに負わせるのは無理がある。同点とされた直後には積極的にミドルシュートを狙っていき、その後も攻撃の起点として機能。残念ながら得点にはつながらなかったが、高木琢也監督も「良さは出してくれた。僕の中でマイナス的な要素はあまり感じられなかった」と評価した。

小学生年代からの生え抜きは、クラブレジェンドである斉藤雅人氏(現大宮アカデミーコーチ)の背番号15を受け継いでいることもあり、期待の大きさの裏返しから厳しい声を浴びせられることもある。その自覚はもちろん本人にもある。その中で、もがきながらも次のステップへ進んでいかなければならない。新潟戦までの数試合はメンバーから外れることも少なくなかったが、三門の状況が不透明なこともあり、出番が増えることも予想される。もっとも、大山が先発出場していた時期にチームは今季最多の5連勝を遂げており、自身も単に怪我人の代役ということにとどまらず、「もう一度自分のできることを100%やれば結果はついてくると思う」と、状況をポジティブにとらえている。

それは、チーム状態についても同様だ。

「負けなしとは言っても、引き分けも多くて煮え切らない部分があった。負けないことで変えづらい部分もあったと思うので、ここが後半戦に向けて一つのきっかけになったなと、後から振り返った時に言えるように、ここから戦いに集中してやれればいいかなと思います」

負のターニングポイントを、プラスへ転換する。やがてはチームのバンディエラとなっていってほしい、いや、ならなくてはならない大山のさらなる成長が、そのままチーム成績につながっていく気がしている

文:土地将靖(大宮担当)


明治安田生命J2リーグ 第22節
7月13日(土)19:00KO NACK
大宮アルディージャ vs 鹿児島ユナイテッドFC
NACK5スタジアム大宮(大宮アルディージャ)
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