【岐阜 vs 千葉】陽気なKiwis。ライアン デ フリースが連敗中、発してくれた言葉とは。

2019年7月13日(土)


前節・福岡戦は岐阜にとって、長い長いトンネルの出口となった。天皇杯を挟んだ公式戦9連敗をようやく止める会心の勝利。6月18日に新監督へと就任した北野誠監督にとっても、就任後の嬉しい初勝利となった。

そんな中、今季は2トップの一角として出場し続けるFWライアン デ フリース(写真)にとっても、喜びはひとしお。ポストプレーで体を張り続け、元日本代表FW・前田遼一の今季4得点目を左クロスで演出した。この得点を振り返り、前田も「ライザ(デ フリース)がピンポイントでクロスを上げてくれたおかげ」とパスの出し手であったデ フリースを称賛。57分に途中交代するまで、勝利の為にピッチを走り続けたのだった。

そのデ フリースだが、実はクラブW杯に5大会連続で参加経験を持つ外国籍選手。経験値に優れ、「個人としての成功を望むなら、私はテニスをします」とグループやチームで戦い、勝利することを最優先するKiwis(ニュージーランド人の愛称)である。前監督であった大木武氏の奥様がご病気で死去された際も、「悲しみはチーム全体で共有するものです」とし、第3節の岡山戦では大木氏へ捧げるようにヘディングシュートを決めたのが記憶に新しい。また、チームが連敗から抜け出せずにいた時には「結果が出ていない、ということを考慮すれば、チームが苦しんでいるのは事実です。ただ、毎週、毎日、私たちはハードワークしトレーニングを積んでいます。私たちは団結しています」と笑顔を絶やさなかった。

そして、続ける。「もちろん、勝つときも負けるときも、苦しむ時だって、チームのみんなが一緒です」。彼に「以前、『悲しみは共有するもの』と話されました。だから、この苦境を乗り越えたときはチームとして、喜びも2倍に共有できるようにも感じますが?」と問うと、「自分達は、自分達だけではなく、家族であったり、監督やコーチ陣、サポーターの気持ちも背負っています。彼らに対し、良い感情を与えられると信じています」と胸を熱くさせる言葉を発していた。

現在、岐阜は最下位。J3降格圏に位置するが、リーグ後半戦では逆襲を誓う。その時、デ フリースのプロフェッショナルな言動と立ち振る舞いが、下を向きたくなる瞬間、常にチームを鼓舞してくれるはずだ。まずは今節千葉を打ち崩し、反撃の狼煙を上げる。

文:岩波陽平(岐阜担当)


明治安田生命J2リーグ 第22節
7月14日(日)18:00KO 長良川
FC岐阜 vs ジェフユナイテッド千葉
岐阜メモリアルセンター長良川競技場(FC岐阜)
みんなの総合評価 (4.2)
臨場感 (3.4)
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