【山口 vs 新潟】山口を引っ張る攻撃の要。進化を続ける山下敬大

2019年7月19日(金)


天皇杯2回戦を含めれば公式戦4試合連続ゴールを挙げ、前節は得点こそ生まれなかったが高い位置からの守備を継続。山口2年目の山下敬大(写真)は今シーズン、頼もしさを纏ってチーム浮揚の中心的な役割を担っている。

開幕スタメンをつかんだ山下は、第2節甲府戦で2ゴールを挙げるなどスタートから活躍する。だが4月の試合中に負傷し、戦線から離脱。折しもチーム成績も低迷してしまう。「去年とは違うという意味で成長した姿を見せようと自信を持って臨んだ」というシーズンだけに、悔しさが募る序盤となった。

「ケガがあったり、なかなか勝てないということもあった。チームとしても個人としても自信はあったが結果が付いてこない。でも、本当に選手は諦めていなかったし、監督やスタッフも矢印を僕たちが進む方向に向けてくれていた」 

約1カ月の離脱を経てゲームに復帰し、第18節岡山戦からは再び先発出場。ゴールに向けた「矢印」がぶれることはなく、その翌節からは連続得点で勝利に貢献し、山口を上昇気流に乗せた。

前半戦21試合のうち先発は10試合で、そこで7得点を挙げている。トップ下やウイングでもプレーできる器用さと、相手を背負ってでもボールを受けられる粘り強さを持ち、シュートは両脚から振り抜ける。山下はストロングを試合序盤から発揮して波に乗る。

「どんどん自分からボールを呼び込んで、ボールに触る。どうやったらゴールが決まるのかは僕自身も考えているし、チームの戦術の中でこうしたらゴールが決まるというのは、ある程度は分かっている。そのポジションを取り続けたり、ゴール前での個人としての集中力は上がったのではないかなと思う。メンタル的にも自信も付いてきた」

自分の芯を持ち、一心に戦う。普段は感情は表に出さないが、「スタートから出たいという気持ちは強いし、ゴールに向かう姿勢は誰よりも強く持って試合に臨んでいる。去年との違いを結果で見せたい」とハートは熱い。6月の岐阜戦ではゴールを奪取すると、広告看板を飛び越えて拳を突き上げ、サポーターの声援に応えた。

今夏、同じポジションに宮代大聖が期限付き移籍で加入。年代別代表に選ばれてきたタレントが入り、スタメン争いに新たな刺激が加わった。山下は競争を「楽しみだ」と話し、「あのポジション(ワントップ)で勝負したいとは思うが、いろいろなポジションをすることもあると思う。与えられたポジションで、100パーセント以上のプレーをしていきたい」と気持ちを高める。競争がもたらすのは成長に他ならず、山下はやはりひたむきに試合に備えていく。

ホームに新潟を迎える。前回対戦時はくしくも離脱中で、チームも0-2で敗れていた。順位も近く、今度こそ勝利をもぎ取らねばならない。「僕たちのサッカーをすることが一番、勝利につながる。攻撃でも守備でも自分たち発信でやっていければ、複数得点を取り、失点をゼロで抑えられると思う」。ゴールを視界の中に捉え、宿る野心をたぎらせて、勝利を追いかける。


文:上田真之介(山口担当)


明治安田生命J2リーグ 第23節
7月20日(土)19:00KO みらスタ
レノファ山口FC vs アルビレックス新潟
維新みらいふスタジアム(レノファ山口FC)
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