【磐田 vs 浦和】就任から3週間。徐々に独自の色が見え始めた鈴木秀人新監督の手腕とは?

2019年7月19日(金)


J1前半戦のラストゲームでもあったJ1第17節の川崎F戦を最後に、名波浩前監督が辞任したサックスブルー。急きょ後任監督に託された鈴木秀人新監督(写真)がヘッドコーチから監督に昇格することでそのバトンを引き継いだ。その監督交代劇からもうすぐ3週間を迎えるが、徐々に新指揮官の色も見え始めてきた。

まず早急に取り掛かったのは、筆頭課題でもある得点力不足解消。3対3など対人要素が多い少人数でのトレーニングからスタートして、徐々に人数を増やしていき、実戦に近い形に近づけていく。公開となった2週間の練習の中では、そのトレーニングを繰り返し行ってきた。まだまだ発展途上の最中ではあるが、やるべきことは選手の中でも徐々に整理されてきた印象だ。「役割がはっきりしてきたし、役割分担やポジショニングがある程度ある中でのプレーだった。その中で(選手の)距離感は崩れることなく、バランスよくできた」と松本戦を振り返ったのは、新監督就任後からリーグ戦で2試合連続先発の上原力也。その言葉からもチーム内で好感触を感じ始めていることが伺えた。何よりも上原の言葉にあるように、役割とポジショニングが明確化されたことで、攻撃時のチーム全体のバランスが整った。そのことで自分たちがボールを保持している時のスムーズさは徐々に生まれ始めている。

また練習時のコーチングにも注目してみても、すぐには改善しづらい技術的な部分にフォーカスするよりもすぐに改善が期待できる“判断面”に的を絞ってコーチングする姿が印象的だ。今のチーム状況を考慮すれば、あれもこれもと多くのことに着手するよりも、勝つために改善できることに的を絞るのが現実的。そういう意味でも短い時間の中で、効果的な改善を施すその手腕を発揮し始めている。

前節松本戦に勝利して、最下位を脱出したとは言え、J1残留に向けては予断が許さない状況が続いている。「まだまだたった1試合。だからこそ次が大事。次うちが勝てば、結構他のチームも焦ってくる。そういう意味でもこの間(松本戦)と同等に重要なゲーム」と今節浦和戦に向けて気を引き締めた指揮官。特に今季まだ達成できていない連勝がかかっているだけに、ここで連勝できれば、流れをさらに良い方向に傾けることができるはず。前節松本戦は、ロドリゲスを途中起用する後半勝負の好采配で勝利を手繰り寄せた。今節はどんなゲームプランを描き、チームを勝利に導くか。鈴木監督の采配にも期待がかかる。

文:森亮太(磐田担当)


明治安田生命J1リーグ 第20節
7月20日(土)19:00KO エコパ
ジュビロ磐田 vs 浦和レッズ
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