【水戸 vs 琉球】小川航基選手「東京五輪へ、覚悟を決めた移籍。『ゴール』という結果で未来を切り拓く」

2019年7月20日(土)


「東京五輪のエース候補」。高校時代から、類まれな才能を期待されてきたストライカーだ。しかし、小川航基(写真)はプロ入りしてから3年半、けがに悩まされたこともあり、能力を発揮することができなかった。今季のリーグ戦ではわずか5試合の出場にとどまり、ノーゴールが続いていた。「東京五輪代表」のFW争いにおいても、後れを取っていた。

そして6月。U-22日本代表の一員としてトゥーロン国際大会に出場し、準決勝と決勝で貴重なゴールを決めて準優勝に大きく貢献し、あらためて存在をアピールした。しかし、小川の胸に残ったのは「悔しさ」だった。

「コパ組、トゥーロン組という風にAチーム、Bチームみたいな明確に分かる分け方をされて、すごく悔しかったですし、トゥーロンのメンバーも『コパ組に負けないようにやってやろうぜ』という気持ちがすごく強かったです。でも、このままではコパ組を追い越せないと思ったので、移籍をして出場機会を得ることでオリンピックメンバーに近づくと考えて決断しました」

このままではいけない。そう痛感した小川は自らの環境を変えることを決意。小川のもとにはJ1クラブを含む複数のオファーが届いた。その中で選んだのが水戸だった。その理由についてこう語る。

「何チームか話があった中で迷った所はありましたが、いろんなチームのサッカーを見て、水戸が一番『俺はここだったらやりたい』『成長できるな』と思ったんです。全員守備、全員攻撃が魅力的でした。ここでやりたいと思ったのが事実です」

東京五輪までの限られた時間の中で結果を出すためにカテゴリーを気にしている状況ではなかった。「自分が最も輝ける場所」として、水戸への移籍を決断した。

「正直、思い描いていたようなサッカー人生ではありません。高卒でジュビロに入り、理想としてはもうA代表に入っているようなイメージでしたが、そんなに甘くなかった。もちろん大きな怪我もありましたし、そういうのを乗り越えての現時点ですが、同世代や一緒にやっていた選手がA代表選出、海外クラブへの移籍をする中ですごく悔しい気持ちもあります。ただロンドンオリンピックの時、大迫勇也選手は入っていませんでしたし、今じゃないだけで、その先に大きなものが待っていると信じています。今やれることをしっかりやれれば、必ずその先で『やっぱり小川だ!』という存在になれると思っています。しっかりと足元を見てやりたいです」

覚悟を胸に水戸にやってきた小川。「ゴール」という結果で、チームと、そして自らの未来を切り拓く。

文:佐藤拓也(水戸担当)


明治安田生命J2リーグ 第23節
7月21日(日)18:00KO Ksスタ
水戸ホーリーホック vs FC琉球
ケーズデンキスタジアム水戸(水戸ホーリーホック)
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