【山形 vs 徳島】大槻周平、どこまでもハードワーク

2019年7月26日(金)


山形は現在、4試合得点なし。その間、1分け3敗と負けが込んでいる。シーズン折り返しを首位で迎えたが、現在は首位と勝点3差の4位。昨シーズンも追い上げる苦しさを味わっているだけに、これ以上離されたくはない。

0-0の状態からどこかで1点奪えれば、リーグ最少失点の守備が相手を封じ込めるだけの力はある。しかし、セットプレーやわずかな隙を突かれて先にゴールを割られ、反撃のパワーも相手の守備に上回られているのが現状だ。そんななか、前々節終了後には、7得点でチームの稼ぎ頭となっていた阪野豊史がJ1松本へ完全移籍した。山形は試練の時期を迎えている。

チームの無得点が続く状況に、得点が求められるフォワードの選手たちにもそれぞれ思うところがあるだろう。そのなかで、「フォワードだけのせいじゃない。全員で攻めることも大事だと思う」と話すのは大槻周平(写真)
「人数かけずにフォワードだけに頼るとどうしても単調な攻撃になってしまう。もう少し厚みのある攻撃をしないと得点は難しいのかなと思います」
5月に30歳を迎えたストライカーは冷静に現状を分析していた。

今シーズン、神戸から完全移籍。攻守両面で献身的にハードワークできる能力が見込まれた。第8節・東京V戦では終了間際に途中出場した直後に劇的な決勝ゴールを決め、翌9節・新潟戦では先発で2得点。チームは最後に追いつかれたが、この2試合で点取り屋としての存在感を示した。今シーズンのゴールはこの3つで止まっているが、相手ゴール前ではディフェンダーと際どく競り合いながらクロスやフィードに飛び込むシーンをいくつも見せている。

先月、コパ・アメリカの開催中、決勝トーナメント進出チームが決まったタイミングで今後の見どころなどを話してもらった。海外サッカーもよく観戦するという大槻の口から真っ先に出てきたのは、攻撃の話ではなかった。
「球際とかセカンドボールのところは観ていて大事だと改めて思うし、ちょっとした差だと思う。技術とかはそんなに日本も劣ってないと思うけど、そういった差がちょっとずつ勝敗を分けてくると思うし、僕たちも見習うべき点だと思う」

味方と連係しながら攻守にハードワークするスタイルが、チームを改善に導くか。大槻自身にとってもここが勝負どころだ。


文:佐藤円(山形担当)


明治安田生命J2リーグ 第24節
7月27日(土)19:00KO NDスタ
モンテディオ山形 vs 徳島ヴォルティス
NDソフトスタジアム山形(モンテディオ山形)
みんなの総合評価 (3.7)
臨場感 (3.2)
アクセス (3.3)
イベント充実 (4.0)
グルメ (4.6)
アウェイお楽しみ (3.9)

移籍情報