【栃木 vs 東京V】移籍後即スタメンを飾った乾大知。「この状況を自分が変えてやろうという思いが強かった」

2019年7月30日(火)


横浜FCから期限付き移籍で獲得が発表された乾大知(写真は横浜FC在籍時)が、前節柏レイソル戦でスタメンに抜擢された。ピッチに立つと、CBとして対人プレーの強さやスピードなど持てる力をいきなり見せた。開始早々の2分には挨拶代わりとなる先制ゴールを決めるなど”持って”もいた。

「合流して間もなかったのですが、監督やスタッフ、そして色々な選手たちに助けられて、やりやすい環境を作ってもらえたことが大きい。あのゴールで気持ちも乗りました」
柏に2失点した責任を感じつつ、手応えも掴んだ一戦だった。

「相手のストロングに対して隙を与えてしまっては難しくなる。2失点ともスカウティング通りに僕らがしっかり体現できていれば防げていたと思うし、細かなことですが、やるべきことをしっかりやった上に自分たちの色を出せれば、栃木はもっといいサッカーができると感じた試合でした。闘い方は間違っていないし、ファイトするところはファイトできていた。あれをベースに闘えれば、栃木は必ず巻き返せると思います」

暗中模索の数週間だった。17年には長崎のCBとしてリーグ戦40試合に出場し、J1昇格の屋台骨となったキャリアがある。今季は横浜FCの主軸として期待されて加入したが、5試合の出場に留まっていた。苦境の中、栃木から声がかかると「まずは試合に出ないと話にならない」と即決。残留争いをする栃木への移籍も躊躇はなかった。

「この状況を自分が変えてやろうという思いが強かった。今の自分の状況は栃木の状況と色々マッチすると思うし、ここが勝負どころ、自分のサッカー人生の分岐点になると思って決断しました」
柏戦に向けて準備できたのはわずか3日だったが、ともにDFラインを組んだ森下怜哉が「準備期間もない中大変だったと思うけれど、(乾)大知君がみんなに合わせてくれたおかげ」と振り返るように、乾がこれまで培った経験がものを言った。

17年の長崎でのJ1昇格の経験から大事にしていることは「チームの雰囲気。あのときも全員が一つになってJ1昇格という目標に向かってまとまれた」と、その成功体験を栃木でも活かせればとの思いが強い。

次は中3日の東京ヴェルディ戦。「やらなきゃいけないことは何も変わらない」と前を向いた。
「連戦の中、誰にチャンスがあるかわからないし、だからこそ、誰一人欠けずに、みんなが同じ方向を向いて闘うことが必要。チーム力が試される連戦だと思います」


文:鈴木康浩(栃木担当)


明治安田生命J2リーグ 第25節
7月31日(水)19:00KO 栃木グ
栃木SC vs 東京ヴェルディ
栃木県グリーンスタジアム(栃木SC)
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