【神戸 vs G大阪】“元バルサ”フェルマーレン加入で、神戸のハイライン化が進む!?

2019年8月1日(木)


ベルギー代表のキャプテン経験があるDFトーマス フェルマーレン(写真)が神戸に加入した。昨季までFCバルセロナに所属していた33歳は、アーセナルやローマといった欧州ビッグクラブでもプレーし、その経験値を神戸でどう活かしてくれるかが注目されている。

世界的な左利きのセンターバックに神戸で求められているのは、J1ワースト2位の失点を減らすこと。第20節を終えた時点で、神戸の失点は36。清水の42失点に次ぐ不名誉な記録を残している。
ドイツ生まれのレバノン代表であるDFジョアン オマリと、横浜FMからGK飯倉大樹をこの夏のマーケットで獲得した理由も、守備のテコ入れで間違いない。
だが、この3人をほぼ同時期に獲得した理由は、失点を減らすだけではない。むしろ、ポゼッションを高める色合いの方が強い。特に、高い足元の技術で横浜FMの超ハイラインを支えたGK飯倉の加入は、狙いがポジショナルプレーの浸透にあると雄弁に語っている。

そしてフェルマーレンの加入で神戸のハイライン化はさらに進むと思われる。FCバルセロナの“やり方”を彼は知っているからだ。
7月27日のRakuten CUP「ヴィッセル神戸vs FCバルセロナ」を見てもわかるように、FCバルセロナのディフェンスラインはかなり高い位置まで上げる傾向にある。CBがセンターラインより前まで押し上げ、自陣にはGKしか残らない。攻撃も守備も相手陣内で完結させるのが理想。そのラインをコントロールするのがフェルマーレンになる。

ハイライン化による最大のメリットは、イニエスタを相手ゴールに近い位置でプレーさせられる点だ。ここ最近は、ボランチとして自陣からゲームを組み立てる時間が多かったが、その位置を少しでも高くできれば、神戸の得点チャンスは間違いなく増える。フェルマーレンの加入は、守備の安定だけではなく、攻撃の活性化にもつながるというわけだ。

だが、問題もある。最大5つの外国籍選手枠をどう振り分けるか。フェルマーレンは記者会見で「アンドレス(イニエスタ)、(ダビド)ビジャ、(セルジ)サンペールと一緒に仕事ができることをうれしく思う」と語った。仮にフェルマーレンを含め元バルサ4選手が同時に起用されたとする。その場合、残り1枠をダンクレー、オマリ、ウェリントンが争うことになる。ルーカス ポドルスキが復帰すれば、さらに選択は難しくなる。フィンク監督の真価が問われる体制になったと言えそうだ。

文:白井邦彦(神戸担当)


明治安田生命J1リーグ 第21節
8月2日(金)19:00KO ノエスタ
ヴィッセル神戸 vs ガンバ大阪
ノエビアスタジアム神戸(ヴィッセル神戸)
みんなの総合評価 (4.6)
臨場感 (4.7)
アクセス (4.3)
イベント充実 (4.1)
グルメ (4.2)
アウェイお楽しみ (4.3)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集