【山口 vs 水戸】19歳、新たなる大砲の萌芽。輝け!「山口」の宮代大聖

2019年8月3日(土)


前節の横浜FC戦。宮代大聖(写真)は7分、巧みな駆け引きからディフェンスラインの背後に抜け、楠本卓海の蹴り出したフィードを呼び込んだ。そのままドリブルでボックスに迫ると、DFを引きつけてラストパス。吉濱遼平の先制点につながる流れを作り出した。

「前線で収める、起点を作る。背後への飛び出しは自分の中での特徴として持っている部分なので、そこは出していきたい。相手のラインが高かったというのもあり、うまく背後に抜け出せた」

年代別代表で活躍してきた若武者だが、川崎Fでのリーグ戦出場はなかった。今夏、「サッカーを見て決めた」と攻撃的なフットボールを掲げる山口に加入。直後の新潟戦でJリーグ戦初出場を果たし、強雨をものともせずにチャンスメーク。前節もアシストで存在感を示した。

ゴールに直結するプレーはダイナミックでありながら、19歳とは思えぬ繊細さと判断力を兼ね備える。手本はスアレスやレヴァンドフスキで、「自分の特徴という意味で考えたときに、重なる部分はあるし、そういう部分では参考にさせてもらっている」。山口では佐々木匠、川井歩など若手と切磋琢磨。「いろいろな選手とコミュニケーションを取り、いい関係をもっともっと作っていきたい」と経験値の高い先輩選手とも言葉を交わし、さまざまに吸収する。

霜田正浩監督は「点こそ取れていないが前線で起点になり、非常にいいプレーをしてくれている」と移籍後の3試合に前向きな手応え。ただ、勝利を呼ぶゴールはまだ決められず、「もちろん本人も点が欲しいし、勝てていないので100パーセントの満足は本人もないし、周りもないし、僕もない。十分に戦える能力があり、コンディションも上がってきているので、結果が出るまではもう少しの辛抱」と話す。

宮代も「正直に言えば自分の中でも焦りはある。決めきらないといけない」と強調。山口ではこれまで以上にクロスへの入り方が大事だと言い、ボールを保持していない時のプレーにも傾注する。

「オフ・ザ・ボールの動きは前から意識している部分ではあるが、どういうタイミングでボールが出てくるかはチームで違う。クロスに対しての入り方も感覚をうまく掴めれば、FWとしての引き出しも増やせる」

今節は3試合ぶりのホーム戦で、山口としては連敗ストップが懸かる。それに対戦相手・水戸も夏の移籍ウインドーで小川航基を獲得しているが、小川は3戦連続でゴール中。発憤興起するには十分すぎる材料が揃い、宮代は「負けたくない」と今度こそのゴールを目指す。

「チームがやるべきサッカーをやっていけば自ずと結果は付いてくる。自分がやるべきことを整理し、試合に臨みたい」

新たなる大砲の芽吹くときがやってきた。若武者はJリーグ戦の舞台でも輝いてみせる。

文:上田真之介(山口担当)


明治安田生命J2リーグ 第26節
8月4日(日)19:00KO みらスタ
レノファ山口FC vs 水戸ホーリーホック
維新みらいふスタジアム(レノファ山口FC)
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