【札幌 vs 浦和】札幌ドームでの浦和戦。タイのエースは国を背負って、さらなる成長を目指しながら必勝を誓う。

2019年8月9日(金)


時が経つのを速く感じるか遅く感じるかは人それぞれだが、漠然と、もう2年が経ったのかと思う。2017年の7月30日、札幌ドームで行われた浦和戦で“タイのメッシ”ことチャナティップ(写真)はJリーグのリーグ戦デビューを果たした。小柄なタイ人が強力な浦和を相手に小気味よく、それでいてパワフルに突破を仕掛ける様は痛快だった。そして今週末、日付は若干違ってしまうものの、かの日とおおよそ同じタイミングで浦和と対戦をする。

デビュー戦となった当時のことを振り返りつつ、今節についてチャナティップに問うと、「もちろんハッキリと覚えていますよ。たくさんお客さんも入ってくれましたよね。でも、それは過去のことです。とにかく今回の試合に絶対に勝たなければいけない。そのことしか頭にはありません」とキッパリ言い切った。

その明るいキャラクターと、誰に対しても物腰柔らかく接するパーソナリティは2年前からまったく変わらない。変わったのは、Jリーグのスピードにも慣れてより一層ドリブルに鋭さが増したこと。それに伴って相手のマークが厳しくなっていること。今シーズンから完全移籍になったこと。すっかり認知度が高まり、“タイのメッシ”と形容することがほとんどなくなったこと等々、たくさんある。

変わらない部分はまだあった。来日当初から、「自分以外のタイ人選手もJリーグに来て、このハイレベルなリーグを経験して成長できるように、道筋を作りたい」と一貫して言い続けている。そして実際にチャナティップ以外にもタイ人選手が何人もJリーグに移籍をするようになり、活躍をしている選手も複数いる。既に目指していた道筋は作れているようにも思うのだが、「まだまだです。僕ももっともっと上手くなって、チームのタイトル獲得にも貢献して、もっともっとタイの選手がJリーグでプレーできるようにしたい」と言う。そして「自分はJリーグに来て、日本のトップレベルの選手もそうだし、イニエスタ選手たちとも対戦できた。とても幸せな気持ちになっています。多くのタイ人選手に、同じような気持になって欲しいんです」とも続けている。強い想いを胸に、今週末も力強くピッチを駆け抜けてくれそうだ。

文:斉藤宏則(札幌担当)


明治安田生命J1リーグ 第22節
8月10日(土)14:00KO 札幌ド
北海道コンサドーレ札幌 vs 浦和レッズ
札幌ドーム(北海道コンサドーレ札幌)
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