【北九州 vs G大23】今夏最後のミクスタ戦。好機を作る野口航の「ポジショニング」

2019年8月9日(金)


明治安田J3リーグは今節を終えると、3週間ほどのブレークに入る。そのため8月の北九州のホームゲームは今週末が唯一の開催。その後は9月――とはならず、ラグビーワールドカップに出場するウェールズ代表がミクスタでキャンプを行うため、9月の北九州は全試合がアウェイ戦。次にミクスタに帰るのは季節が移った10月となる。

苦しい試合が続いている中での、貴重なホーム戦だ。今節は大一番と言っていいだろう。右サイドバックでの出場が続く野口航(写真)は、「攻守両面で安定したプレーを見せたい。自分のところでしっかりボールを落ち着かせ、なおかつ前に絡んでいく。得点に直結するようなプレーができれば一番」と意気込みを語った。

野口は今年はケガのために出遅れ、第7節秋田戦から出場。「思ったよりもすんなり試合に入れた。感覚的なところも思っている以上に戻すことができ、ブランクは感じなかった」と復帰直後から違和感なく試合に溶け込んだ。昨季以上に攻守両面に顔を出し、「今年はサイドバックも高い位置を取って、攻撃ではウイングバックのような働きを求められている。運動量と上下動のところは多くなった」と話す。

この半年間での大きな変化は「ポジショニング」だと言う。小林伸二監督だけでなく、すぐ隣でプレーする岡村和哉からも立ち位置の重要性を吸収。「岡さんは攻守においてのポジショニングが細かく、自分の中ではこれくらいの絞りでいいだろうと思っていても感覚が違う。サッカーではポジショニングは大事だなと本当に感じている」とメモを取るように練習でも、試合からも学んで修正する。

「立ち位置一つでプレーの選択肢がこうも変わるんだと思った。ポジショニング一つで自分の選択肢が増えて、出せるパスコースも変わってくる。できているかと言われたらまだまだだが、そこ(ポジショニング)への意識は強くなった」
フィジカルをカバーする予測や判断などの精度も向上。「自分が不利にならないような追い方や、1対1にしても奪いに行くタイミングは意識してやれている」と話し、前節も守備局面でのピンチに冷静に対応、相手がGKと1対1になるのを防いだ。

しばらくホームの歓声からは遠ざかる。勝利をつかんで、夏の再充電期間とアウェーの旅に向かえるか。大学時代から「攻守両方が求められるポジション」のサイドバックでプレーする野口にも懸かる期待は大きい。
「サイドバックが安定感があり、落ち着いたプレーができるとサイドハーフも思い切ってプレーできる。今はサイドバックがすごく大事なポジションだと思う。自分が高いレベルでプレーすることで、チームに与える影響も変わってくる。責任持ってやりたい」

季節が移っても昇格争いに踏みとどまるため、絶対に落とせない試合。宿る責任を胸に、最終ラインの一角から勝利へと駆け出していく。

文:上田真之介(北九州担当)


明治安田生命J3リーグ 第20節
8月10日(土)18:00KO ミクスタ
ギラヴァンツ北九州 vs ガンバ大阪U−23
ミクニワールドスタジアム北九州(ギラヴァンツ北九州)
みんなの総合評価 (4.7)
臨場感 (5.0)
アクセス (5.0)
イベント充実 (3.5)
グルメ (3.6)
アウェイお楽しみ (4.0)

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