【磐田 vs 湘南】ルキアンが仙台戦で魅せた大きな可能性。得点力不足解消に向けたキーマンとなれるか。

2019年8月10日(土)


今夏にタイリーグのチョンブリーから磐田へ移籍したルキアン(写真)が前節仙台戦で大きな可能性を示した。デビュー戦となった仙台戦では、2トップの一角として前線でプレーし、チームを好循環にさせる働きを見せる。試合開始直後にシマオ マテとのフィジカルコンタクトでも互角に渡り合うパワーを見せれば、鈴木秀人監督が求めるボックス脇で起点となる動き出しも忠実に行い、前線で起点となり続けた。また相手を背負いながらプレーした際は、相手DFに体を預けながら巧みにボールキープし、ターゲットマンとして大きな可能性を感じさせた。「ボールキープは自信があるし、特に流れてボールを受ける、ペナルティエリア付近でボールを受ける、相手を背負ったプレーをするのも自分の特徴でもある」と自身が話すストロングを存分に発揮し、今後の期待感が膨らむデビュー戦となった。

今季は、リーグワースト2位タイの得点力に苦しみ、攻撃面の改善は筆頭課題でもある。加えてチームトップの得点源でもあったロドリゲスが約半年間でディナモ・キエフに移籍し、先行きが不安視される中でのルキアンの活躍は、最下位と苦しむチームの数少ない明るい話題。攻撃では、積極的に縦パスを入れたところからの組織としての崩しにチャレンジしている最中で、ルキアンのようなターゲットマンの存在がさらにチームの攻撃を加速させるキーマンになり得る。

シーズン開幕当初から比較すると、縦パスを入れる意識も、前線に縦パスが入ることも次第に増えている。しかしボールを預けた先で失うことやそこからのコンビネーションが今ひとつ構築されずに、理想とする崩しが完成しない状況は続いている。ボールの出し手にもなる上原力也は、ルキアンの存在についてこう話す。「(縦パスを)その付近に入れれば、何とかしてくれる。多少アバウトなボールでもよくなる」。出し手側にもルキアンの存在は、良い方向に働いているようだ。また背負った際に確実にボールを収めてくれるルキアンは、そこへ絡む周囲の選手がサポートする時間も作ることができる。「前に出ていくスプリント力。そういうのがないとなかなか点が取れない」と仙台戦で不足していた“前線を追い越す動き”にも良い効果が期待できそうだ。チームとしてルキアンの強みを生かしつつ、いかに攻撃を成熟させていくかが今後のキーポイントになる。そのためにも「連携面は、もう少し細かいところを突き詰めていかなければいけない」とルキアンが言うように、チームメイトとの連携面の向上が欠かせない今後のカギとなるだろう。

文:森亮太(磐田担当)


明治安田生命J1リーグ 第22節
8月11日(日)19:00KO ヤマハ
ジュビロ磐田 vs 湘南ベルマーレ
ヤマハスタジアム(磐田)(ジュビロ磐田)
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