【琉球 vs 横浜FC】小野が呼び起こさせた原点。富所悠が得た確信

2019年8月16日(金)


それは物心がつく前の頃からだった。

「両親と一緒に伸二さんを見に行っていたらしく、家の中を探せば一緒に撮ってもらった写真が出てくるかもしれませんね」

笑顔を見せ、そう話す富所悠(写真)は埼玉県出身。サッカーを愛する両親の手をしっかりと握りしめながらルーキーの小野伸二がいる浦和の練習場に通っていた。あれから20数年。

「シンプルに一緒のロッカーにいることも変な感じがしたし、まだチームメイトという実感もなくて。名前を呼ばれたりしても不思議な感覚で、初めて一緒に練習したときは正直あがりました(笑)」。

13日、小野が琉球に合流。少ながらずその場の雰囲気はこれまでと異なる緊張感が漂った。しかし初日から率先して声を出す小野の姿を目の当たりにした選手たちは一瞬にして心を奪われる。そしていつしか間近で披露するひとつのパスやトラップに対して視線を送り、皆が刺激を受ける。このとき富所はある懐かしさを覚えていた。

「物心がついた頃から一番上手い選手だと思っていたし、それを手本にしてきた。来る球もあの時と変わらない綺麗さがあって」

チームメイトとなった小野からのパスを受け取った富所はその瞬間、自身の原点を思い出す。そして、あらためて自分のプレースタイルと照らし合わせたとき、確信する。

「やっぱり感覚が似ているところがあった。今までは自分が出したかったところに味方がいなかったりするときもあったが、その感覚で自分が受け手になったとき、伸二さんはスムーズに出してくる」

それはまるで電気が走ったかのような。求めていたそのひとつのプレーが富所の自信を大きく深めた。

琉球が誇る中盤の強力タッグがガッチリとリンクした時、織りなす攻撃は虹色と化する。

文:仲本兼進(琉球担当)


明治安田生命J2リーグ 第28節
8月17日(土)19:00KO タピスタ
FC琉球 vs 横浜FC
タピック県総ひやごんスタジアム(FC琉球)
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