【川崎F vs 清水】反省する谷口彰悟の勝利への意欲

2019年8月23日(金)


敵地で対戦した名古屋戦でのこと。序盤から失点を重ねた川崎Fは、後半64分までに0−3と大量リードを許し敗色は濃厚だった。

そんな後半80分に事件が起きる。川崎Fと名古屋の選手が球際でぶつかり合い、名古屋ボールのファールの判定に。そのプレーに腹を立てた名古屋の別の選手が割って入り、ちょっとしたにらみ合いになる。リードしている側のしたたかな計算があったのかまではわからないが、遠目から見ていると、その挑発に谷口彰悟(写真)が乗ってしまったように見えた。にらみ合う相手選手を突き飛ばした谷口に、主審が2枚目のカードを提示した。

ピッチの内外で冷静に振る舞う谷口らしからぬ行動と思われたが、後日改めてその場面について聞くと、早くリスタートするよう促したかったのだと話す。すでに1枚警告をもらっていただけに軽率だったが、あの状態でもまだ試合を諦めていなかったということ。そしてまずは1点から、という思いからの行動だと分かったのは収穫だった。

結果的に迷惑をかける結果になったことについて谷口は「もう少しやり方があったなというのと、チームに迷惑をかけたので。そこは申し訳なかったなと」と話しつつ、そのおかげでチームを客観視できたと話す。
「運良く、(出場停止の)仙台戦のあと陸前高田に行く予定だったので。ベンチ外の選手もスタジアムに行って試合を見て、客観視できたというか、感じることも多かったですし」

初めての退場に対し、後ろ向きの感情を出すのではなく、前向きに捉え次の試合に活かそうとする谷口の清水戦での働きに注目したいところ。

なお、直近4試合で川崎Fは勝利がない。足踏み状態を強いられているが、引き分けた前節も首位との勝点差に限れば1点縮まる8差となったのは前向きな材料。そんな優勝争いについて「結局はこっちが勝っていかないと始まらない話なので。オニさんもよくいいますが、他力ではあるけど結局は自力」ということ。一つ一つ目の前の試合を勝つ。そのためにも「チャンスになったときのポジティブなチャレンジというのをどんどん増やしていきたい」と谷口は力強かった。前線の選手を生かす強気なラインコントロールで勝利に貢献してもらいたいところだ。

文:江藤高志(川崎F担当)


明治安田生命J1リーグ 第24節
8月24日(土)19:00KO 等々力
川崎フロンターレ vs 清水エスパルス
等々力陸上競技場(川崎フロンターレ)
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