【町田 vs 千葉】2試合連続完封に貢献する19歳。小林友希を先輩はどう見ているか?

2019年8月31日(土)


7月30日、高卒1年目の若者がFC町田ゼルビアに期限付き移籍で加入した。小林友希(写真)はU-12からヴィッセル神戸一筋のキャリアを歩んできた有望株。185センチのセンターバックで、U-18では1年からレギュラーだった。U-17ワールドカップで世界も経験している。

ただどれだけ能力があったとしても、ディフェンスは攻撃以上に連携がなければ機能しない。神戸と町田ではサッカーのスタイルも違い、適応できるのかどうか不安もあった。

しかし彼は8月17日の栃木戦で初先発を果たすと、2試合連続のクリーンシート(無失点)に貢献している。彼の高さや強さ、左足の高質なキックを見て大器であることは以前から知っていた。加えて彼のプレーを見て、さらに話を聞いてみるとインテリジェンスが備わった青年であることに気づいた。

18歳年長の李漢宰は小林のコミュニケーション能力、若くして備わったリーダーシップを高く評価する。

「来たばかりの選手とは思えないほど堂々としているし、僕が求める以上のことを積極的に声掛けしてくれる。『こういう状況の時はこう』とお互いに話をしながらできている」

小林自身はチームへの適応についてこう述べる。
「まだ細かいところで、ディフェンスラインが合っていないところは試合の中であります。ただそんなに大きく目立つようなズレはなくなってきていると思うので、徐々に合わせてこれている」

キックは明らかな強みだが、彼はそれでもクリアの質を課題に挙げる。
「スペースを取っていく(町田の)戦術の中で、クリアも相手の背後に落とせれば一番いい。自分がディフェンスなら、それをされるのが一番嫌。もっと高いボールをスペースに落とせる確率を上げられるように、できるだけ(相手が)嫌なところに落とせるように、練習しています」

町田は現日本代表の畠中槙之輔(横浜F・マリノス)が高卒3年目にプレーし、飛躍への足がかりを掴んだクラブ。小林もそのような可能性を十二分に持っている。

小林が加入から数週間でフィットしている背景には、先輩の気配りもあった。センターバックとしてコンビを組んでいる藤井航大は述べる。
「試合中はお互いを見ながら、特にコバを見ながらプレーしている。アイツが上がっていないのであれば自分が『上げろ』と言うのでなく、俺が合わせる。コバは能力がありますし、フィードも上手い。ノビノビやってもらって僕がカバーすればいい」

小林は今回の移籍を機に、人生初の一人暮らしにもチャレンジしている。食事は昼夜2食が「ゼルビアキッチン」で提供されるため、料理の苦労は特に無いという。しかし洗濯で、ちょっとした事件が起こった。

「遠征に行くとき、洗濯機を回しているうちに出ていかないと行けない時間にになって、回しっ放しで出たんです。帰ってきたら洗濯物がめっちゃ臭くなっていて、そこから2回くらい洗剤と柔軟剤を2倍使いました」

ただ町田移籍という「センタク」は、彼のサッカー人生にとってきっとプラスになる。小林はこのクラブでいい経験を積んで、ぜひ世界に羽ばたいて欲しい。

文:大島和人(町田担当)


明治安田生命J2リーグ 第30節
9月1日(日)18:00KO 町田
FC町田ゼルビア vs ジェフユナイテッド千葉
町田GIONスタジアム(FC町田ゼルビア)
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