【神戸 vs 松本】酒井高徳の加入の大きさが垣間見られた、何気ない"居残り練習"

2019年9月13日(金)


9月10日。メディア向け公開練習で記者たちが目を光らせていたのは、ダビド ビジャのコンディション、負傷中のアンドレス イニエスタの動向、そしてルーカス ポドルスキの回復具合。今に始まったことではないが、彼らの一挙手一投足は常に注目の的だ。
だが、ちょっと目線を変えると、選手たちの調子や課題が垣間見られる。例えば、居残り練習などはいい情報源になる。
 
8月の5試合で4ゴールを挙げたFW古橋亨梧は、試合を想定したシュート練習を行っていた。
あの居残り練習は何をイメージしたものかと問うと、秘策だったのか、「ノーコメント(笑)」という答えが返ってきた。たぶん、“居残り練習”という響きに照れが生じてコメントを避けただけかもしれないが、いずれにしても居残り練習には選手たちの個性が見て取れるからおもしろい。
 
酒井高徳は、同い年の山口蛍と一緒に居残り練習をしていた。山口のロングフィードに合わせて酒井が走り込み、左サイドを一気に崩すようなサイドチェンジのイメージか…。
「そんなとこですね。蛍がどんなボールがいい? 高い方がいい? 低い方?とか聞いてくれて、自分は止める場所を決めて蛍に注文を出しました。いいトラップができたら1本で、それを何本できたら終了みたいに本数を決めて…。(「止める場所」は左足でトラップして、縦に抜けやすい位置?)そうですね。(“あ〜!”って叫んでいましたが…)言ってましたね〜(笑)。イメージ通りではなかったですね(笑)」。
 
ただし、居残り練習は酒井にとって日常的なこと、今日が特別ではないと言う。
「反復練習じゃないですけど、基本的なことほどおろそかにしがち。だから、全体練習の後にスッと上がるのではなく、自分に必要なことをやって上がることが多いです。今日が特別ではなく、普段通りです。蛍とは2人で残ってシュート練習もやったりしますよ」
 
酒井高徳が加入して守備が安定したのは大きい。だが、それ以上にチームにいい影響を与えているのは、居残り練習などの何気ない彼の日常からも伝わってくるプロ意識かもしれない。

文:白井邦彦(神戸担当)


明治安田生命J1リーグ 第26節
9月14日(土)19:00KO ノエスタ
ヴィッセル神戸 vs 松本山雅FC
ノエビアスタジアム神戸(ヴィッセル神戸)
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