【栃木 vs 鹿児島】絶対に諦めない。韋駄天、平岡翼。勝負のとき

2019年9月21日(土)


止まない雨はない。ゴールが決まるまで打ち続ければいい。平岡翼の心は決まっている。
「試合に出れば必ず1本はチャンスが来ている。そこで決め切れるかどうか」
まったくメンバーに絡めない時期も乗り越え、直近2試合はメンバー入りを果たし、いずれも途中投入から決定機を演出した。調子が上がってきた手応えを、田坂和昭監督も感じ取ってくれていた。

チームは降格圏にあえぐ。現在10試合勝ちなしで5戦連続無得点。何とか光を掴もうともがく中、求められるのは停滞感を打破するゴールだ。
「残り10試合、気持ちの強い選手を選ぶ」。
今週のミーティングで指揮官から伝えられたとき、絶対に俺がやってやると心に誓った。今週の紅白戦。スルーパスに抜け出すとGKが飛び出してきた刹那、迷いなくボールに飛び込み、足先でボールを触ってゴールマウスに流し込んで見せた。平岡の瞬足が活きた、泥臭いゴールだった。
「かつて大ケガをしているので、ああいうシーンで頭をよぎることがあるんです。でもそんなことは気にしないで、ケガをしてでも決めてやる、という気持ちでプレーできれば結果は掴めるはず。今週、監督から『チームのために闘える選手を』という話がありました。ケガをしてでもいい、チームを勝たせるゴールを決めたいんです」。

昨季はFC東京U-23のメンバーとしてプレーし、J3で7ゴールを挙げた。ゴールに絡み続けていたときにあったのは、「無心」だった。頭をクリアに、がむしゃらに。自分らしく泥臭くプレーできれば――。その感覚を、少しずつ手繰り寄せられていると感じる。
「今節の鹿児島との大一番は、気持ちが強いほうが勝つと思う。自分らしくプレーすることで、泥臭いゲームに持ち込みたいんです」。

何度でも、何度でも、何度でも、ゴールに向かう。平岡翼は絶対に諦めない。

文:鈴木康浩(栃木担当)


明治安田生命J2リーグ 第33節
9月22日(日)19:00KO 栃木グ
栃木SC vs 鹿児島ユナイテッドFC
栃木県グリーンスタジアム(栃木SC)
みんなの総合評価 (3.8)
臨場感 (4.2)
アクセス (2.9)
イベント充実 (3.4)
グルメ (4.0)
アウェイお楽しみ (3.3)

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