【大宮 vs 東京V】守護神・笠原昂史復活へ――3か月ぶりの復帰から、さらなるレベルアップへ

2019年9月21日(土)


約3か月ぶりの公式戦のピッチ。加えて上位との直接対決。J2第32節横浜FC戦はJ1昇格争いへの重要な一戦での復帰となったが、笠原昂史は自然体で臨めたと言う。
「別にルーキーが初めてピッチに立つというわけでもないですから(笑)。自分を信じてやれることをやるしかないということだけで、すんなりゲームには入れました」
19分にイバの強烈なシュートをセーブ。その後も横浜FCのスピードあふれるサイド攻撃に、守備陣と連携し立ちはだかった。75分、ゴール前のこぼれ球に戸島章に反応された場面では、ブランクを感じさせない俊敏な反応でゴールを守り、90分の戸島の決定的なヘディングシュートにも「狙いを定めやすかったし、枠に来ていても僕が触れていたと思う」と振り返る。そのプレーには、高木琢也監督も「危ないシーンを良く止めてくれた」と一定の評価を与えた。

負傷の間はベテランの塩田仁史が、そしてプロ4年目の加藤有輝が代わってゴールを守った。特に若手の突き上げには大きな危機感を感じたはずだ。だが、そこには常に同じポジションのグループで日々の練習に取り組む、ゴールキーパー特有の連帯感もあった。
「親心じゃないですけど(笑)、有輝は見ていてすごくたくましいと思うし、これからの大宮を背負っていくような選手になってほしい」と、後輩にはエールを贈りながら、「焦りがないかといえばないわけではないです。試合に出られる出られないはもちろんありますし、出られないことに納得しちゃいけないんですけど、今までしっかりと積み上げてきたものがある中でのゴールキーパー4人での争いなので、誰が出てもおかしくない。有輝と俺だけじゃなくて、シオ(塩田)さん(清水)慶記くんの4人でまた切磋琢磨し合いながらやっていければ、どんどんレベルも上がっていくと思う」と、さらなるレベルアップへ貪欲だ。

チームに5試合ぶりの無失点という結果をもたらしたにも関わらず、「これを勝点3につなげていかないとチームとしては何の意味も持たない」と悔しさを露わに振り返る。「今日のパフォーマンスは最低限。クロスへの対応も、もう1、2本飛び出せた場面があった。僕の強みなので、しっかりやっていきたい」。その視線は、早くも次の試合に向かっていた。

文:土地将靖(大宮担当)


明治安田生命J2リーグ 第33節
9月22日(日)19:00KO NACK
大宮アルディージャ vs 東京ヴェルディ
NACK5スタジアム大宮(大宮アルディージャ)
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