【福岡 vs 琉球】キックの精度は誰にも負けない。初瀬亮の両足がチームを勝利へ導く

2019年10月4日(金)


相手を射抜くような鋭い視線に強い意志が宿る。初瀬亮。各カテゴリー別の代表選手をはじめ、EAFF E-1サッカー選手権2017では初の日本代表に選出されるなど、将来を嘱望される若手選手の一人だ。アビスパのJ2残留の切り札として、9月に期限付き育成型移籍で福岡にやって来た。移籍の決断を次のように話す。
「東京オリンピックを考えた時に、この半年間試合に出ないことを考えると、自分のためにならないと思っていた時にチャンスをくれたのがアビスパだった。J2は堅守速攻のチームが多いが、走力が必要というのがあると思うし、自分に足りないものを補おうと思ってプレーすることを決めた」
そして、チームとしてJ2残留を果たすことが、自分にチャンスをくれたクラブとサポーターへの責任だと口にする。

特長は左右両足から繰り出される正確なキック。左右どちらでもプレーすることが可能で、ビルドアップの起点としてサイドで攻撃を作ることを持ち味とし、プレスキッカーとしての役割も果たす。「一番はキックのところを見てほしい。また、サイドで違いを見せるというのは自分としても意識するところでもあるし、何よりもチームの勝利に貢献するということが大事だと思っている」とは本人の弁。久藤清一監督も「期待しているのは攻撃面。両足が蹴れるし、精度の高いボールを入れられる。起点にはなれるし1対1の仕掛けもできる。バリエーションは増えると思う」と期待を寄せている。

そして福岡での目標を次のように話す。
「全試合に出場するつもりでいる。チームを落とすわけにはいかないし、そこは自分としても意識しなければいけないところ。まずは残留することがベスト。自分がJ1で経験してきたものをこのチームで発揮できればいい」

登録直後の第32節・栃木戦では早々にベンチ入り。第33節の岡山戦では右WBで先発してフル出場し、試合終盤には逆転ゴールかと思わせるシーンも演出した。続く山口戦でも先発フル出場。加入間もないため実力のすべてを発揮しているとは言えないが、その片鱗は十分に見せている。本人も「連携を突き詰めていけば、もっともっと噛み合ってくると思う。そして、自分が持っているものをこのチームに注いでいかないといけない」と話す。

そして迎える琉球戦。J2残留のためには勝たなければいけない重要な試合を迎える。
「琉球とはJ3で対戦した経験があるのでイメージは持っている。結構走ってくるチームだが、勝てば順位が上がる重要な試合。ホームゲームでは勝つことが一番大事だし、あと2つ、3つ勝てれば残留できると思う。まず1勝できるように戦いたい」
ホームの声援を受けてサイドを疾走する初瀬。その鋭い視線は勝利しか見ていない。

文:中倉一志(福岡担当)


明治安田生命J2リーグ 第35節
10月5日(土)16:05KO 博多陸
アビスパ福岡 vs FC琉球
東平尾公園博多の森陸上競技場(アビスパ福岡)
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