【東京V vs 岡山】思い通りの結果が出ないジレンマを抱えつつ、梶川諒太は“見ている人もやっている選手も楽しいサッカー”の完成を確信する。

2019年10月4日(金)


「相手を押し込み、徹底的に回し倒す!」
10月2日の練習前、グラウンドでの円陣の中で永井秀樹監督の威勢のいい声が響き渡った。
「いいか。それが俺たちの目指すサッカーだ!まずそれを、全員が本気で理解しないと、実現できないんだ」。

永井体制となり、前々節、前節と、初めて連敗を喫した。もっと言えば、3試合連続の未勝利。結果だけを考えれば、チームの雰囲気も選手たちも下を向いても不思議はないが、決してそうした感はない。むしろ、「内容と結果が伴っていないことがもどかしい」と内田達也が口にしたように、チームとして目指している形へは、着々と進歩していると、指揮官も他の選手たちも手応えを感じている。決してブレることなく、自分たちのサッカーを追求していく。

梶川諒太も、永井サッカー信者の一人だ。「やっている選手全員が求められていることをしっかりとできれば、見ている人も楽しいサッカーになるという自信があります」と、きっぱり言い切る。それを実現させるためには、「もっと正しい位置に立つとか、最後の場面の入り方、クロスボールの質など、1つ1つの向上が必要」だと、自らに課す。フロントボランチとして中央の高い位置に配されており、自由に動くことが許されている1トップの選手との関わり方、両ワイドがボールを持った時の動き方、攻撃の枚数としてのゴール前への入り方など、意識すべきことは多い。特に、ここ2試合連続無得点に終わっているだけに、ゴールという観点からも改善を示したいところだ。
得点という意味でも、また、逆に失点に繋がるカウンターを防ぐという意味でも、練習では「クロスの質」を指揮官は強く求めていた。「ラストパスを通すイメージで、クロスも誰に、どういう球を入れるのか。メッセージを込めて上げなければ点が入るわけがない」。クロスに限らない。ただ何となく蹴るのではなく、しっかりと狙いを持ったボール回しができるか。大いに着目したい。

勝てなければ、蹴るスタイルであれば「もっと繋げよ」と、逆に、繋ぐサッカーに対しては「もっとシンプルに」と、どんなサッカーでも批判的な声が飛ぶことを、この8年間のプロキャリアを通し痛感してきた。「特に、繋ぐサッカーに対しては、その傾向が余計に強くて、結果が出ないと『繋いでるだけ』とか、厳しいコメントを言われるのは仕方のないこと。気にする必要はないと思う。それよりも、絶対にこのサッカーを作り上げて、今、そう思っている人たちに『見る目がなかった』と思わせたい。そうするために、選手はもっともっと自分たちにベクトルを向けて、質を高めなければいけないし、厳しくやっていかなければいけない。『これぐらいでいいか』では、絶対に無理なサッカー。僕たちは、簡単にできるサッカーはしてない」。

プライドを持って、今節も内容と結果を追い求めていく。

文:上岡真里江(東京V担当)


明治安田生命J2リーグ 第35節
10月5日(土)14:00KO 駒沢
東京ヴェルディ vs ファジアーノ岡山
駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場(東京ヴェルディ)
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