【北九州 vs C大23】技ありゴールの髙橋大悟。「決定的な仕事」を、昇格の力に!

2019年10月5日(土)


「何よりもJ2に昇格させたい。ここで勝てたらチームとしてさらに前に行ける」。北九州はラグビーワールドカップの関係でアウェイ戦が続いたが、敵地4連戦で一度も敗れることはなく、ついに2位に再浮上した。この4試合で2点を挙げるなど攻守で存在感を示しているのが、夏に加入した髙橋大悟(写真)だ。

鹿児島県屋久島町出身。神村学園高を経て、J1清水でプロ生活を歩み始めた。1年目からルヴァンカップに出場するなど期待を集める選手の一人となっていたが、2年目の今年は「今のままではダメだと思った。恩返しするためにも自分が成長しなければいけない。一番は経験を積むことだ」と武者修行を決断。この夏、小林伸二監督が率いる北九州の扉を叩いた。

「経験を積む」という言葉を文字に起こすと腰掛けのように見えるかもしれない。しかし、髙橋の言葉には血が通う。「泥臭く戦ってJ2に上げていかないといけない。みんなと一緒に、チーム一丸となって周りの力を借りながら、そこに向けてやりたい」。個人の活躍を二の次に、今や北九州の昇格に全力を注ぐ。

ここまでは右のサイドハーフを中心に出場している。移籍後の初戦となった第21節八戸戦で技ありのループシュートをしずめると、前節の相模原戦では1点ビハインドの展開で貴重な同点ゴールを右隅に決めた。

落ち着きとテクニックが光るゴールの連続。髙橋に「シュートまでの冷静さにびっくりするよ」と投げかけると、「(相模原戦のゴールは)ちょっと焦りはありましたが、楽しくやれている結果がつながっていると思います」とはにかみ、さらにこう続ける。

「やはり決定的な仕事をしなければいけないし、攻守において本当にカギになってくるポジション。自分が攻撃でも守備でもスイッチにならないといけない。見ている人が楽しんで見てくれている時は、それは僕の良さが出ているときだと思う。自分が楽しめていれば、見ている人も楽しいと思う」

今節はセレッソ大阪U-23をホームに迎える。アウェイ戦続きだったため、髙橋にとっては5試合目にして初めてホーム・ミクスタのピッチを踏む。熾烈なJ2昇格争いを戦い抜くには、ホームでも負けるわけにはいかない。

「ボールの動かし方だったり、切り替え、球際の部分。そういうところが勝負に関わってくる。(昇格争いで)いっそう気合いは入るが、周りがどこうよりも、自分たちがいいゲームをして勝てていけばJ2昇格は見えてくる。目の前の試合に集中して戦いたい」

2カ月ぶりのホーム戦を心待ちにしたサポーターに届けるのは、躍動するフットボールと昇格につながる勝利だ。北九州から、清水から、そして地元から、髙橋大悟に注がれる期待は大きいが、まずは一戦必勝。黄色のユニフォームに袖を通し、鮮やかに左足を振ってみせる。

文:上田真之介(北九州担当)


明治安田生命J3リーグ 第25節
10月6日(日)14:00KO ミクスタ
ギラヴァンツ北九州 vs セレッソ大阪U−23
ミクニワールドスタジアム北九州(ギラヴァンツ北九州)
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