【大宮 vs 徳島】追うものの強みで頂点奪取へ――大宮の進撃を支える酒井宣福

2019年10月18日(金)


前節の福岡戦は、台風19号の影響により中止となった(11月6日の代替開催が決定)。3連勝の勢いそのままに、と迎えた週末だったが、翌日への順延から中止という二転三転の展開に、心身ともにコンディション調整が困難であったことは想像に難くない。それでも酒井宣福は「もう気にしてないです」と気持ちをしっかりと切り替えていた。

明治安田生命J2リーグ第11節千葉戦で右足を負傷。天皇杯2回戦の群馬戦で公式戦復帰を果たしたもののコンディションは戻り切らず、リーグ戦への復帰には4カ月を要した。それでも、第32節町田戦で先発メンバーへ復帰すると、そこからチームは3勝1分けの無敗。第33節東京V戦では自身の今季初ゴールでチームの5試合ぶりの勝利を決定づけた。「またここから(ポジションを)つかみきりたい」と意欲的だ。

どちらかと言えば黒子的な存在なのかもしれない。「もちろんもっと得点やアシストをしたいとは思う」と語りながらも、若きアタッカー奥抜侃志には「伸び伸びやってもらいたい。まず彼が一番やりやすいようにしてあげて、そこからプラスアルファを考えていきたい」とサポートを約束。右のイッペイシノヅカとの対比も、「自分とイッペイの特長を見比べて、自分はより守備に比重を置いてもいいのかなと思っている」と分析する。こうした考え方が、第34節長崎戦での奥抜の先制ゴールを生み、第35節水戸戦での大逆転劇につながったことは間違いない。

首位柏がよもやの2連敗。直接対決を残していることもあり、一時は遠のいた優勝がまた近づいてきた。「上が遠かった分、まずは自分たちが上位で居続けるという意識だったのが、追うものに向かった勢いを持てるのは、この終盤で大きなプラスだと思います」。追われる弱みを追う強みへ変換し、一気に頂点を奪い取る意気込みだ。

「連勝しかないと思っている。1つ負けたら終わる、今は本当にトーナメントですよ」。そう語りながら、充実感にあふれた笑顔を見せた。本当にやってくれるかもしれない――そう思わせてくれる笑顔だった。

文:土地将靖(大宮担当)


明治安田生命J2リーグ 第37節
10月19日(土)16:00KO 熊谷陸
大宮アルディージャ vs 徳島ヴォルティス
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(大宮アルディージャ)
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