【東京V vs 甲府】永井監督の秘蔵っ子・澤井直人が、"スペースの使い手"としていよいよ花開く

2019年10月18日(金)


前節対FC琉球戦、今季最多の5得点を挙げ快勝した。永井秀樹監督がこだわる要素の1つ、ボール保持率こそ最終的には納得のいく数字には達しなかったが、永井サッカーの最大原則ともいえる、「相手を見て、人のいないところを使って攻める」を非常に的確にゴールにつなげた形が多く、指揮官もある程度納得の表情を見せた。ただ、「8点、9点は取れた試合」だったと、改善の余地はまだまだあったとも永井監督。理想とする「相手を押し込み、回し倒す」サッカーを、今節も目指す。
 
前節、これまで右サイドバックで起用されていたクレビーニョをインサイドハーフに置いたのもポイントの1つだったといえよう。その意図を、指揮官は、「右サイドの(ジャイルトン)パライバと近くに置いた方が良いと思ったのと、澤井(直人)をあの位置(右サイドバック)に置きたかった」と説明している。フランス2部リーグのACアジャクシオでの武者修行から戻り、第23節から出場可能となったが、途中、負傷離脱もあり、前節が2試合目の先発起用だった。いよいよ、6年目の生え抜きっ子が、心酔する恩師の下でポテンシャルを輝かせようとしている。
 
永井監督は、各ポジションをオリジナルのネーミングで呼ぶ。サイドバックは「サイドアタッカー」で浸透させている。あくまで「アタッカー」、つまり、攻撃の役割もしっかりと担っているということだ。そしてさらに、「サイドアタッカーは、スペースアタッカーでもある」と求める役割をさらに明確にしており、その意味において、澤井を「適任」だと、永井監督は確信している。
 
アカデミー時代から、澤井の最大の魅力は「スペースを見つけるのが上手い」と言われてきた。「今のこのサッカーのあそこのポジションには、その能力が絶対に必要だから」との、指揮官が自分を起用してくれている理由を、澤井自身も十分理解している。「僕の一番の役割は、クレビーニョ、パライバという武器を生かすために、彼らにスペースを開けてあげることと、逆に、パライバにマークが行くだろうから、そこで作ってくれたスペースを見つけて、走り込むこと。そうしたコンビネーションをもっと高めていければ。試合の中でもっと決定期を作れると思います」。
 
永井監督がトップチーム監督に就任するまで率いてきたユースチームでは、最も得点を挙げていたり、アシスト数が多かったのが、サイドアタッカーのポジションだった。「それが、このサッカーを精度が上がってきたというバロメーターになると言っていいでしょうね(永井監督)」。ぜひとも、今後注目していきたいところだ。
 
「スペースを見つけられるところは持ち味にはしていきたいですが、まだまだ早く入りすぎてしまったりすることも多いので、“いつ”を考えたい。見つけてすぐに入るのではなくて、相手の嫌がるタイミングだったり、これからはそういうことも一緒に連動させながらやっていかないと、スペースを攻略することにはならないので」。目指すは、“スペースの使い手”。得点、アシストで貢献し、永井ヴェルディの象徴となりたい。

文:上岡真里江(東京V担当)


明治安田生命J2リーグ 第37節
10月19日(土)15:00KO 味フィ西
東京ヴェルディ vs ヴァンフォーレ甲府
味の素フィールド西が丘(東京ヴェルディ)
みんなの総合評価 (3.9)
臨場感 (5.0)
アクセス (4.4)
イベント充実 (3.1)
グルメ (2.8)
アウェイお楽しみ (3.2)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

観戦アドバイス大募集!スタナビ「スタジアムグルメ」投稿キャンペーン!

移籍情報