【京都 vs 横浜FC】正念場を前に、安藤淳は訴える

2019年10月18日(金)


前々節・愛媛戦で4試合ぶりにスタメン復帰して最終ラインを支えた安藤淳。続く前節・山口戦でもスタメンに名を連ねたが、ポジションはこれまでのセンターバックではなく、右サイドバックだった。
「(今年の公式戦では)右サイドバックはやってなかった。練習試合で少しやったくらい。ただ、初めてのポジションでもない。前半は探りつつ、後半は落ち着いてプレーできて、感覚もつかめました」と振り返る。2011年から2013年にかけて大木武氏が率いたチームでは、ゲームを作れる右サイドバックとして不動の地位を築いていた選手だ。石櫃洋祐が負傷離脱中で、福岡慎平も中盤での起用が増えている状況での起用だったが、違和感無くこなす姿は頼もしかった。
 
試合は1-0で敗戦。相手のプレッシングやピッチ状況に苦しみ敵地で痛い敗戦となったが、その中でも「(システムが4バックに戻って)はっきりした部分もある。いいポジションをとれていたし、やりなれた形で持ち味を出せていた時間帯もあった」と冷静に分析している。課題からも目をそらさない。「最後の局面での怖さが無かった。もう少し思い切ってやらないといけない」と攻撃面について言及した。
ボールを動かすことで相手を走らせて体力を削っていき、後半に相手の出足が鈍ったところで攻撃のスイッチを入れるのはポゼッションスタイルのチームの定石だ。彼が指摘するのはシュート0本に終わった前半よりも、リズムをつかみ始めた後半についてではないだろうか。パスをつないで、相手を崩して、シュートを打つ。それでゴールを決められれば素晴らしいが、相手の警戒も当然強い。ボールを回す意識と仕掛ける意識。そのバランスは難しいが、リスクを恐れすぎずに、フィニッシュにつながるプレーや相手の嫌がることにトライする姿を見せて欲しい。
 
横浜FCについては「攻撃が縦に早く、点を取れる選手がいる。そこをケアする必要があります。ただ、相手の良さを抑える必要はあるが、自分たちが点を取らないといけない。勝たないといけない」とイバやレアンドロ ドミンゲスをはじめとするアタッカー陣を警戒しつつも、勝利への欲求を隠さなかった。その為には技術や戦術と同じくらい、この状況だからこそ心理面も重要になってくると訴える。「自分たちのサッカーをなんとなくやっているだけでは、6試合はすぐに終わってしまう。もっともっとギラギラして、ガチンコのプレーが必要。練習から要求して、実践していく」。
これについては加藤順大も次のように触れている。「練習から選手間の要求や球際の厳しさや、ボール一つの情熱を出していきたい。GKの僕なら最後の一つまでシュートを止める、DFは足をギリギリでも出す…少しでも成功率を上げる、その為に示せるものは自分も示していきます」。酸いも甘いも知るベテラン勢の言葉や行動だけに重みがある。それらをピッチ上で体現できるかどうかだ。
 
たしかに流れはよくない。8月以降は3勝3分5敗。11試合で勝点12しか積み上げられていない。好調時と比べて勢いは下降し、システムや人が代わっている中で揺らぎやすい状況ではあるが、そこでたくましさを示せるかどうかが問われている。相手は18戦無敗で、ここ2試合は勝ち方も劇的だ。そうした状況は受け入れよう。その上で反骨心を見せて、勝利をつかみ取れるかどうかの戦いだ。ホームで一丸となって、横浜FC戦に挑む。

文:雨堤俊祐(京都担当)


明治安田生命J2リーグ 第37節
10月19日(土)14:00KO たけびし
京都サンガF.C. vs 横浜FC
たけびしスタジアム京都(京都サンガF.C.)
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