【金沢 vs 山形】局面を変えるゴールを。復活した山根永遠に求められるもの

2019年10月19日(土)


練習場に帰ってきたのは目を凝らさなくてもすぐにわかった。まだ暑さの残る西部緑地公園陸上競技場サブピッチに、その声は響いていた。

9月中旬に距骨下関節内遊離体、いわゆる足首の”ねずみ”を除去する手術を行ったことが発表された山根永遠が10月2日から練習場に姿を見せ、トレーニングを行っていた。そのときはまだ全体練習に合流したわけではなく、フィジカル的にきつそうなリハビリ中。ただ、その合間にもサーキットトレーニングを行う全体練習組に「サボらない!」「すぐ起き上がる!」など、山根節で鼓舞していた。柳下正明監督も苦笑いするような状況だったが、その声をきっかけに練習場の雰囲気も変わり、コーチングスタッフそして選手たちの鼓舞し合う声が、さかんに飛び交うようになった。

それから2週間以上たった現在、山根は完全に全体練習に合流し、15日に行われた横浜FC戦で公式戦にも復帰した。戦前、「1.5列目で受けてそこから仕掛けたりとかパス出したりとか、違うリズムを生めたらいい。攻撃のバリエーションを増やしたい」と話していた山根ではあったが、試合勘やコンディションが戻るにはもう少し時間がかかるような印象を受けた。しかし、そう悠長なことも言っていられない。内容は悪くないとはいえ、チームは今季初の3連敗を喫し、目標の9位とは勝点7の差がついた。しかもここ2試合は一度は逆転しながら再逆転負けを喫している。

起爆剤、トリガー、シンデレラボーイ……。呼び名は何でも構わない。この難しい状況を跳ね返すことができ、新たなパワーを注入できる存在が待ち望まれる。それに最もふさわしいのが、初出場からわずか4分で得点し、4試合で3ゴールを上げるセンセーショナルな活躍を見せた山根だろう。

すっかり涼しくなった西部緑地公園陸上競技場。山根は自らのゴールでスタジアムを熱くさせる。

文:村田亘(金沢担当)


明治安田生命J2リーグ 第37節
10月20日(日)14:00KO 石川西部
ツエーゲン金沢 vs モンテディオ山形
石川県西部緑地公園陸上競技場(ツエーゲン金沢)
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