【鹿児島 vs 山口】葛藤から進化へ。新境地での成長を誓う赤尾公

2019年10月19日(土)


「今日は意地を見せようぜ」
前節町田とのアウェイ戦キックオフ直前にディフェンダー4人で交わした言葉だ。
一瞬の会話だった。しかし最終ラインを守る4人の戦士はその言葉で一気にギアを入れた。

その想いが形になり鹿児島は6月22日栃木戦以来の無失点で、久々の勝点1をもぎ取った。ディフェンスライン4人の意思疎通は普段以上にできていたとCB赤尾公(写真)は振り返る。ここ数試合早い時間帯で失点し敗れる試合が多かっただけに、無失点で試合を終えたことは大きな収穫だ。

0-6で大敗を喫した新潟戦から町田戦までの1週間、赤尾は私達が想像できない程に苦しんでいた。
「生きた心地がしない中でサッカーをしていた」
苦しんでいる赤尾の背中を叩いたのが田上裕だった。しかし言葉はかけなかったという。
「赤尾なら自分で乗り越えて切り替えてくると思ったんです」そう田上は話す。そして赤尾は町田戦のピッチに立った。「間違いなくベンチ外だと思っていました。でも使ってもらったことでギアを上げられた。もっと期待に応えたい」そう赤尾は話す。

今シーズン、人生初のセンターバックというポジションに向き合い、葛藤しながら戦っている。「自分がセンターバックをするということは、何かしらプラスアルファを求められている」と金監督の想いを理解している。「サポーターの方もなぜCBで赤尾が使われているんだ?と思われるかもしれない。それは結果で返すしかないので」
葛藤から挑戦へ。赤尾の強い想いを感じた。

今節レノファ山口戦は令和初の薩長ダービーということで注目を集める。赤尾とレノファ山口といえば鹿児島ユナイテッドFCの前身クラブであるヴォルカ鹿児島時代に2013年、兵庫県淡路島で行われた全国地域サッカーリーグ決勝大会(現在の地域サッカーチャンピオンズリーグ)一次ラウンドで地域リーグのチーム同志として戦った相手だ。その試合は赤尾が得点し勝利した事を覚えているだろうか。

山口戦を前に「気持ちの入った試合を見せたい」と赤尾は決意を語った。J2の舞台で戦えることを誇りに、私達も応援にギアを入れようではないか。

文:有賀真姫(鹿児島担当)


明治安田生命J2リーグ 第37節
10月20日(日)13:00KO 白波スタ
鹿児島ユナイテッドFC vs レノファ山口FC
白波スタジアム(鹿児島ユナイテッドFC)
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