【YS横浜 vs 岩手】情熱と論理的な思考、シュタルフ 悠紀 リヒャルト監督

2019年10月19日(土)


闘志を剥き出しに――。テクニカルエリアに目を向けると熱きパワーが充満しているのが分かる。それはピッチにも伝染していき、選手たちが一つひとつのプレーにファイト。ただ発せられる言葉は冷静な思考から生まれる論理的なもので、情熱とともに勝利のために最適なアプローチを行って試合を進めていくというのがシュタルフ 悠紀 リヒャルト監督(写真)の姿である。

指揮官は今季からJリーグ最年少監督として就任。ここまでの成績は16位と順位は下位に沈んでいるが、YS横浜には新たな風が吹いている。特に変わったことはJ1、J2なら当たり前にあるミーティングが初めて導入されたことだ。これにより、相手チームの分析で丸裸にしたウィークとなる部分を突いていくプランをスムーズに落とし込ませて試合で体現させる。選手が考えてプレーすることによって個々のレベルアップにもつながっていることは大きなプラスだ。

そんな対策が効果を発揮できるのは確固たるベースがあってこそ。ボールを保持しながら効果的に空間を活用して流動的なパス交換、コンビネーションでゴールに迫っていくスタイルは開幕から取り組んでいるところであり、なかなか結果が出ないと割り切ったサッカーに切り替えることも珍しい話しではないが、シュタルフ監督は一切のブレを見せることはない。

「通用しているところを変える必要はない。通用している部分を続けないというのもおかしいこと。通用しているからこそ、もっと武器にしていかないといけない。もっと攻撃でうまくいっていることを微調整してもっと流動的にとか、もっと高い質とかを色んな選手が絡んでくるとか、層が厚くなってきたので、選手の一人ひとりも同じシステムの中でも違う絵が描ける。そういう画伯が増えてきたので、面白い攻撃のユーティリティをもたらしながらも課題だったところを少しずつ改善していきたい」

その成果として現在37得点という数字を残している。リーグの中でも胸を張れる数字であり、YS横浜らしい攻撃的なサッカーは相手チームにとって最も脅威となっている点だろう。第一の目標に掲げる10勝に辿り着くためには、あと3勝。やはりリーグワーストとなる52失点を喫している守備の修正は急務。しかしながら、改善の道は見えてきている。クロスボール対応も徐々に整理でき始めているし、我慢強く自分たちと向き合いながらクリアにしていくことでポイントを積んでいきたい。

選手たちからの信頼も厚く、豊かな人間性を持った人格者であるシュタルフ監督。残り9試合をチーム一体となって全力で戦う。

文:髙澤真輝(YS横浜担当)


明治安田生命J3リーグ 第27節
10月20日(日)13:00KO ニッパツ
Y.S.C.C.横浜 vs いわてグルージャ盛岡
ニッパツ三ツ沢球技場(Y.S.C.C.横浜)
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