【栃木 vs 琉球】川田修平、新たな守護神への道のり。「まずは完封勝利を目指します」

2019年10月19日(土)


「勝ちに行っていたので勝てなくて本当に悔しいです」
前節甲府戦は先制に成功しながら88分に失点し、チームは2試合連続で土壇場で追いつかれて勝点をとりこぼした。ゴールマウスを守った川田修平(写真)は手応えと悔しさがない交ぜになっていた。

今季の絶対的な守護神であるユ ヒョンが負傷で長期離脱となり、チームに激震が走ったのが35節徳島戦の直前。プロ初スタメンで栃木のゴールマウスを任された徳島戦を1失点で乗り切ると、迎えた前節は「かなり気持ち的にも落ち着いてできた」という感覚でスムーズにピッチに立つと好プレーを連発した。打たれたシュートは12本。前半も後半も甲府の決定的なシュートが至近距離から飛んできたが、川田は冷静だった。
「DFの選手たちがゴール前で身体を張ってくれるし、コースが限定される分、読みやすい。前節はシュートが来そうなコースはわかりました」
クロスボールに対する判断や守備範囲の広さが劇的に向上しているのは「こんなにクロスボールに出ることができるんだ――」と感動を覚えた、今季のこれまでのユ ヒョンのプレーの数々から学んだことだ。
「学んだと言っても、そんなに簡単に試合で出せるわけじゃないことはわかっています。練習でできていること以上のことは試合では出せない。だから、練習からどれだけチャレンジできるかだと思っています」

守護神から吸収したものを日々の練習で繰り返して身体に染み込ませ、冷静にピッチに出せているという手応え。甲府の猛攻を冷静に凌げている時間は充実でしかなかった。
それだけにこの2試合、土壇場で失点して勝点を取り逃がしていることは悔しさでしかない。前節の88分の失点も「見送ってしまったことが自分の後悔として残っている。反応して飛んだからと言ってセーブできたかはわからないですけど、最大限の抵抗は反応すること。それができなかったのは悔しい」と唇を噛んだ。
いずれもリーグ戦という実戦に立っているからこそ感じられる悔しさだ。これまでトレーニングマッチを繰り返すだけは手にできなかった感覚がむしろ川田の充実感の源泉となっている。前々節後も前節後も負傷離脱したユ ヒョンとともに試合映像を見返した。ユ ヒョンのアドバイスに耳を傾けながら、自身の課題を抽出し克服することに余念はない。

今節のFC琉球戦はチームとして降格圏から脱出すために勝点3がマストな戦いとなる。チームが4試合連続で得点が獲れている今、守備陣がゼロに抑えることができれば自ずと勝点3は近づく。
「自分はまだゼロで抑えた試合がないので、まずは完封勝利を目指します」
ゼロを掴めればさらに自信が付き、前進できる。それが新たな守護神への一歩となる。

文:鈴木康浩(栃木担当)


明治安田生命J2リーグ 第37節
10月20日(日)14:00KO 栃木グ
栃木SC vs FC琉球
栃木県グリーンスタジアム(栃木SC)
みんなの総合評価 (3.8)
臨場感 (4.2)
アクセス (2.9)
イベント充実 (3.3)
グルメ (4.0)
アウェイお楽しみ (3.4)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

観戦アドバイス大募集!スタナビ「スタジアムグルメ」投稿キャンペーン!

移籍情報