【町田 vs 岐阜】プレッシャーを愛し、大一番で結果を出す男。岡田優希が意気込む「負けられない戦い」

2019年10月26日(土)


27日のFC岐阜戦は、両チームにとって大一番だ。岐阜は勝点29の22位で、FC町田ゼルビアも勝点36の19位。そして岐阜が残り6試合で、町田は5試合――。どちらも残留に向けて、下位対決で勝点を落とせない。

「負けられない戦いというところが、今までよりクッキリ出ている。プレッシャーのかかった試合は好きで、個人的に楽しみです」

頼もしいコメントを残していたのが、早稲田大出身の新人アタッカー・岡田優希だ。172センチと大型ではなく、スピードに恵まれたタイプではない。しかし大学4年次は関東大学1部の得点王にも輝き、主将として早大を優勝に導いた。

彼の勝負強さを示す一例が、2017年10月14日に開催された関東大学2部の早稲田大×拓殖大戦。岡田は2点ビハインドの65分に途中起用され、83分と93分に得点を決め、引き分けに持ち込んだ。チームを1部昇格に導く、大きな勝点だった。

町田は9月に入り、スタイルの変化が見られる。水戸戦でもピッチの幅を使い、攻め急がずにボールを大事にする攻めを見せていた。

岡田はこう説明する。
「相馬監督が言っていることは、本質的に変わっていない。背後、ゴールに向かう手段としてのボールの動かしなので、ポゼッションをしている印象はありません。ただそのやり方を、チームの中で共有できるようになっている。それが(水戸戦の)前半のようなスムーズな攻めにつながった」

エリアの角を取る狙い、ボールの動きに合わせてエリアに人をかける動きは「町田らしさ」として残っている。岡田も背後へのスプリントなどの強みは引き続き求められていくだろう。ただ「らしさ」の出方にちょっとした変化は見て取れる。

前を向いてボールを持つ、相手を見てプレーするといった状況は、岡田の強みがより出る。彼はこう述べていた。

「自分が前を向くのも、シュートを決めたり、クロスを上げるため。チームの役割をやりつつ、いかに自分を出していくか?という段階に入ってきた」

彼から新人時代の鈴木孝司(現セレッソ大阪)との類似を感じることがある。周りを活かす強みは出せているものの、ゴールという「結果」にあと一歩で届かない。2012年の鈴木がそうだったし、今季の岡田は900分の出場時間でまだゴールがない。しかしどちらも高度な技術と判断力を持ち、思考が整理できていて、自信や前向きさをしっかり持てている。

厳しいチーム状況と攻撃スタイルの変化は、むしろ岡田の追い風になる。今の彼なら、きっと町田の大きな力となるはずだ。

文:大島和人(町田担当)


明治安田生命J2リーグ 第38節
10月27日(日)15:00KO 町田
FC町田ゼルビア vs FC岐阜
町田市立陸上競技場(FC町田ゼルビア)
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