【北九州 vs 秋田】J2復帰へ、残り6試合。北川柊斗が技術とパワーでゴール呼ぶ!

2019年11月2日(土)


昇格争い真っただ中の北九州で、ひときわ活躍が光るのが北川柊斗(写真)だ。夏にJ2山形から加入し、直後から4試合で5ゴール。負傷のために2週間ほど試合から離れたが、「もう大丈夫。普通よりもいいコンディションだ」と話し、再びのゴールラッシュを目指す。

今季は前半戦まで山形に所属。出場機会は少なく、チームの先輩から受けた「サッカー選手は試合に出てなんぼ」というアドバイスを胸に移籍を決意。小林伸二監督が率いる北九州のオファーを受け、今夏から黄色のユニフォームに袖を通す。

「伸二さんは山形で監督をしていたので、知っている人たちから『細かく指導してくれるよ』と教えてくれた。本当に細かく言ってくれるので、自分も意識して修正できる。自分が成長できる環境にいると感じている」

得点パターンは多彩で、カウンターからでも、クロスからでもゴールを奪う。北川は「得意な形は何かと聞かれるが、ないことが自分のストロング。頭でも決められるし、両脚でも決められる。コントロールとか、パワーでも。ストロングのパターンがないことがストロング」と自己分析。「山形は守備で激しくプレッシャーを掛け、球際も強かった。その中で練習していたのでJ3の試合に出ると余裕が違ってくる。そういう余裕と自信があったからこそゴールが生まれていると思う」とJ2での経験も生かす。

ポテンシャルの高さを示したのが第23節の福島戦だ。ピッチコンディションが悪く、地上戦ではボールを運びにくい試合となったが、北川は相手との競り合いを制して先制点を挙げると、クリアボールをダイレクトボレーで叩き込んで2得点。北九州らしい試合運びこそ完遂できなかったが、「ポストプレーヤーではないが、先に体を当ててボールをキープする。そういうところにも自信を持っている」と、いつもとは違う引き出しを開け、勝利を呼び込んだ。

一方で難しい試合もある。北九州に来て感じたチームのウィークポイントが「引かれた相手に対する崩しのところ」。第25節のC大23戦は5バック気味に守りを固められ、0-2の苦杯。北川が加入前の試合でも北九州はそういう相手に苦戦を強いられた。

今節はその教訓を結果につなげたい。相手が前に出てくれば北九州はそれをいなしてスペースを使えるが、ブロックを作られると難しい展開が待っている。北川は「どう攻略するかが大事。クロスが増えたとき、ボールの質もあるが、ニアサイドで潰れることもカギになる。(潰れ役になるのは)全然気にしないし、誰かが潰れないとチャンスもゴールも生まれない」と強調。シュートに徹するのではなく、これまでの試合と同様にいくつもの役をこなすことで、勝利への糸口を探る。

チームは昇格争いで一歩リードするが、「上位との直接対決が残っている」と冷静に現在地を捉え、背伸びせずに持てる力を出し続けたいと誓う。

「毎試合毎試合いい準備をして、全員が同じ方向を向いてやっていければ、自ずと結果は付いてくる。後半戦はいい流れできているので、首位だからと無理に気負わず、普通にプレーしたい。そういう感じでやっていければ、最後はいい順位に付けられる」

北九州のJ2復帰へ向けたラストスパート。ストライカーが背負う期待は大きいが、北川は充実した表情を浮かべ、サポーターにもこう呼びかけた。「最後はみんなで昇格を決めたい。後押ししてもらえれば僕らも助かるし、一緒に戦いましょう」。リーグ戦は残り6試合。最終決戦の秋の陣、北川がイレブンを再びのJ2へと導いていく。

文:上田真之介(北九州担当)


明治安田生命J3リーグ 第29節
11月3日(日)14:00KO ミクスタ
ギラヴァンツ北九州 vs ブラウブリッツ秋田
ミクニワールドスタジアム北九州(ギラヴァンツ北九州)
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