【山口 vs 琉球】今季のラストスパートへと燃える背番号4、高井和馬。狙うは4戦4ゴール。

2019年11月2日(土)


残り4試合となったリーグ戦で、ゴール奪取に燃える一人が高井和馬(写真)だ。前節も先制点を決めて今季7点目をマーク。「ラスト5試合で5点取ると言って、その1点目を取れた。あと4点は取りたい」と4戦4ゴールを狙う。

高井は今年から背番号4を付ける。プレースタイルを考えれば、あと三つ、四つくらいは上の番号がふさわしいが、新体制発表後の取材で「意外性を狙った」と理由を明かした。「攻撃の選手が付けることはないので、そのほうが面白いなと。話題性もある。基本的に、みんなが思ってないこと、『えっ?』という意外性のあることをしていきたい」――。

意外性を狙うという番号選択に、霜田正浩監督も「なぜ彼が4番が好きなのかは分からないですが…」とクエスチョンマークを点灯させるが、プレーヤーとしては評価。「彼には点を取るというタスクを課している。今が7点で、彼のキャリアハイは10点。あと4試合で4点を取ってキャリアハイのシーズンにしてほしい」とゴールラッシュを求める。

前節の先制点は真価が見えるゴールだった。ドリブルで左サイドからペナルティーエリアに侵入。GKの動きを頭の中に入れ、冷静に右足を振り抜いた。「左サイドを回って、ドリブルで抜いて決める」というパターンは高井にとっては理想形。とはいえ高井は自分自身に及第点を与えなかった。「反対側のサイドネットを突き刺すイメージだった。上手く当たらなくて…。逆の隅に行っていれば良かったが」。ゴールには吸い込まれたが、細部までこだわるのが高井流だ。

高井が果たしているもう一つの役目がディフェンスで、チームスタイルのハイプレスに奮闘。「前でディフェンスラインを下げさせたり、守備の部分では僕たち前線がスイッチを入れていく。後ろが連動した守備をするためのファーストディフェンスにならないといけない」と話し、ピッチ上では相手サイドバックを自陣にとどめさせ、攻撃参加を拒んでいる。

最近の試合では高井をはじめとする先発選手の足が止まらず、終盤までタフに躍動。運動量で相手を上回り、75分以降に試合を決めるゴールが生まれるようになった。高井の攻守への貢献は大きく、前節の決勝点を決めた田中パウロ淳一は「和馬が最初からドリブルやカウンターで翻弄してくれているので、後から出る僕や(山下)敬大が助かる」と称える。

もっとも、高井和馬という個人にフォーカスすれば、背番号の選択が物語るようにつかみどころがない。第一線で戦える選手に成長してきたとはいえ、「この前は朝起きたら点が取れる気しかしなかった。本当なんですよ。今日は取れると」とキャラが立っているのは変わらず、レノ丸とたわむれる場面がフィーチャーされるあたりも高井らしい。

今節もサイドバックが果敢に上がってくるチームが相手。やはり守備へのハードワークが求められるほか、もちろん高井の連続得点にも注目が集まる。高井は「ゴールが取れるかは当日にならないと分からない」とするが、目線はもちろんゴールを見据え、「相手のサイドバックには上手く対応したいし、逆にそこを突ければと思う。最近は(池上)丈二からもいいボールが入ってくるので、複数得点したい」と誓った。

イメージするのは左サイドからのドリブルで1点目を決め、次は池上からのクロスにヘディングで2点目。不思議なキャラを残しつつ、選手としては数段階の成長を遂げている高井ならば、シュートの形にまでこだわって、予告ゴールを宣言通りにやってのけるかもしれない。

文:上田真之介(山口担当)


明治安田生命J2リーグ 第39節
11月3日(日)16:00KO みらスタ
レノファ山口FC vs FC琉球
維新みらいふスタジアム(レノファ山口FC)
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