【山形 vs 長崎】秋山大地、小さな体に秘めた馬力。

2019年11月9日(土)


前節、本田拓也との交代でピッチに入ったのは70分。アディショナルタイムのみの出場に終わった8月11日以来、12試合ぶりとなる公式戦のプレーだった。

スコアは0-3と大量リードを奪われた直後。すでにブロックを引いた水戸に対し、3-4-2-1でプレーしていたモンテディオは前線2トップの3-5-2に変更。アンカーに入った秋山大地(写真)は後ろからボールを引き出しては横へ広げたり、時には狭い隙間を突く縦パスも積極的に差し込んだ。

チームがPKで1点を返し、迎えたアディショナルタイムにはミドルレンジからのシュート。井出遥也のパスを受けたときにはすでにシュートを意識していたことを思わせるファーストタッチだった。その後も相手カウンターのシーンでは懸命な戻りで最終的には横パスをカット。最後まであきらめない姿勢を見せた。

C大阪から期限付き移籍で山形に合流したのは7月17日。自動昇格を争う山形のボランチには、本田と中村駿という2枚看板がいる。秋山が加入する前にすでに天皇杯も敗退していたため、3試合に絡んだあと、リーグ戦からはしばらく遠ざかっていた。しかしその間、着実に自分の特長を少しずつではあるが発揮してきた。

172センチと上背はないが、最大の持ち味は守備で2度追い、3度追いができ、球際にも厳しく行けること。「そこまでうまないんで」と言うパスワークもセレッソのアカデミーで鍛えられただけのものは持っている。そしてこの夏場、毎週のように組まれた練習試合では、前線へ飛び出し、相手のバイタルや背後でボールを引き出すモビリティの能力も伸ばしてきた。

水戸戦のベンチ入りへ、直接のアピールとなったのは、10月28日に仙台大学と行った練習試合。後半、1-0から自らもミスに絡む形で失点し、同点に追いつかれた。しかし、そこから秋山のギアが3段くらい上がる。積極的に中盤で潰し、シュートチャンスにも絡んでいたが、残り数分というところで強引に仕掛け、そのプレーで奪ったコーナーキックでは跳ね返りを蹴り込んで決勝ゴールを決めて見せた。

秋山に自身のプレーについて振り返ってもらったが、返ってきたのはこんな感想だった。

「憶えてないんです、必死過ぎて(笑)。とりあえず、絶対、俺が取り返さなアカンと思って」

スイッチが入ったら、もう止まらない。

文:佐藤円(山形担当)


明治安田生命J2リーグ 第40節
11月10日(日)14:00KO NDスタ
モンテディオ山形 vs V・ファーレン長崎
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