【東京V vs 徳島】指揮官がこだわる「つなぐ」意識により、より一層生かされる上福元直人のビルドアップ力

2019年11月15日(金)


約3ヶ月ぶりにホームスタジアムに戻ってきた。ラグビーワールドカップの試合会場となっていたため、第28節モンテディオ山形戦(8月18日)以来の味の素スタジアムでのゲームとなる。選手たちにとって最も気になるのは芝状態。チームは急遽、前日練習を味の素スタジアムで行い、一足先にピッチコンディションを入念に確認する予定だ。「どうなっているか全く想像できませんが、練習で先に状態を確かめられるのは、間違いなくホームアドバンテージになる」。GK上福元直人も細心のチェックを行い、万全の準備を整える。

上福元といえば、前ミゲル アンヘル ロティーナ監督(現C大阪監督)からの「足元に長けたGKを」とのリクエストで、昨シーズンに加入。以後、不動の守護神として東京Vのゴールマウスを守り続けている。最大の武器であるビルドアップの部分は、永井秀樹監督が指揮を執るようになり、より重要度が増している。技術面のスキルは言わずもがな、「人のいないところを使う」をモットーとする永井サッカーの中では、どこにボールを入れるのかの判断力にも正確さとセンスが求められている。また、「相手を押し込み、回し倒す」を指揮官は理想と掲げており、そのためには、GKもフィールドプレーヤーの一人としてパス回しに加わり、相手を引き付けることもまた、大事な役割となる。今節も、ポイントの1つのなる。GKからのビルドアップには要注目だ。

もう1つ、ファインセーブでも、上福元の存在が目立つ試合が少なくない。GKとして「本来であれば、そういうシーンはないに越したことはない」としながらも、決定的ピンチを招いてしまった際のシュート防御力はまさに“神”。その貢献度たるや、得点並の価値に匹敵すると言っても過言ではない。「攻撃的な、つなぐサッカーを目指している以上、ボールの失い方が悪かったりで相手のカウンターを食らった場合は、DFが手薄になっているところはある程度仕方のないことだと思っています。その準備はしているつもり。そこのリアクションで、いかにDFと連携して、ゴールを割らせないというところを意識しています」。90分間集中力を切らさず、無失点を目指す。

クラブ創設50周年の大節、J1昇格を至上命題としてきたが、無念にもプレーオフ進出の可能性も途絶えた。とはいえ、自分たちのサッカーを追求していくという姿勢に何一つ変わりはない。残り2節、さらなる質と内容の充実、そして結果を求めていく。

文:上岡真里江(東京V担当)


明治安田生命J2リーグ 第41節
11月16日(土)15:00KO 味スタ
東京ヴェルディ vs 徳島ヴォルティス
味の素スタジアム(東京ヴェルディ)
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