【長野 vs 沼津】存在感抜群の大城佑斗、次はホームで得点を
2019年11月16日(土)

リーグも終わりを告げようとしている今、大卒ルーキーの大城佑斗(写真)の存在感が抜群だ。運動量とスピードを武器とするドリブラーは、夏場こそケガに泣いたが第28節の讃岐戦で復帰すると、離脱中の鬱憤を晴らすかのような活躍を見せている。
台風19号の影響により順延された第26節のYS横浜戦で左足からインスイングの素晴らしいクロスを上げて木村裕のゴールをアシストすれば、前節の富山戦では角度のないところから左足でシュートを叩き込んだ。同点で迎えた85分でのゴールはチームを勝利に導く決勝点であり、記念すべきプロ初ゴールでもあった。「監督からも『追加点を取ってこい』と言われて出場しました。その後に同点されてしまいましたが、結果的に自分が得点を獲ることができて良かったです」。
プロ1年目であり、まずはチームで実績を残さなければならない立場だ。ここまで出場した11試合のうち先発は1試合のみで、主にスーパーサブとしての役割を任されている。そのなかにあって得点場面への関与が増えてきたこともあり、横山雄次監督からの信頼も高まってきた。
「途中出場をするときは自分の持ち味であるドリブルを仕掛けていこうと常に思っています。相手も疲れてきていて、特長を出しやすい状況なので、得点でもアシストでも結果を残したいと思ってプレーしています」
チームは残念ながらJ2昇格の可能性が潰えてしまったが、個人としての戦いは終わっていない。熱い声援を送ってくれるサポーターのためにも、大城は全力を尽くす覚悟だ。
「今まで出場はしていても結果が出ていませんでしたが、YS横浜戦のアシストも含めて、目に見える結果が出てきました。この流れのまま、先発出場を含めて、試合に出続けてチームを勝たせたいと思います。個人的には、まだホームで得点できていないので、引き続きゴールは狙っていきたいです」
文:吉田義生(長野担当)
明治安田生命J3リーグ 第31節
11月17日(日)13:00KO 長野U
AC長野パルセイロ vs アスルクラロ沼津
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