【八戸 vs 富山】守備への自信が高まった佐藤和樹。古巣対決へキックオフ

2019年11月16日(土)


ホームに富山を迎える今節、古巣対決に人一倍の意気込みを見せているのは、佐藤和樹(写真)。今季、富山から八戸に加入し、左サイドを主戦場としている。名古屋ユース出身で、その後2種登録を経てトップ昇格を果たした経歴を持つ。八戸のチームカラーにしっくりと馴染み、俳優の菅田将暉にどこか似ている風貌を持つ。

元々、左WBが主戦場の選手だが、八戸加入後初出場となった第4節群馬戦ではDFとして出場していた。大石篤人監督が見出した適正や怪我人といったチーム状況もあってのことだが、シーズン序盤から夏の終わりにかけては3バックの左を任される試合も多く、9月8日の第22節沼津戦以降に本来得意とする左WBにおさまった。上述した第4節群馬戦後、慣れないポジションを必死にこなしたと語ってくれたことを思い出すが、DFの経験が現在に生きている。「本来は攻撃的な選手でしたが、今は守備の方も自信を持ってやれています。プレーの幅が広がったので、大石さんに感謝したいですね」。反対側に位置し走力勝負できる國分 将とは対照的な佐藤は、クロスの質や裏へのロングボールなど足元勝負。「スピードで相手を剥がすタイプではなく、フィジカル面では追いつけないと思うので、タイミングよくクロスを上げるとか頭を使いながらやっています。マーシー(國分)の特徴は、羨ましいです(笑)」。左右に対照的な選手が配置されているが、佐藤の場合は、フィジカルを補うのが頭脳や足元というわけだ。

今夏加入した差波優人とは、富山時代にもチームメイト。実は二人は同い年ということもあり仲が良く、差波の八戸加入以前も時折連絡を取り合っていた。再びこうしてチームメイトになれたことを佐藤は非常に喜んだし、差波にとっても、そうした佐藤の存在は心強かったはずだ。佐藤は差波を「中にいてもすごく嫌な選手だと思うし、上手い」と評し、その才能を認めている。富山というチームをよく知る彼らが、今節の対戦でどのような存在感を発揮するのか、注目したい。

佐藤に関して、サッカー以外で思い浮かぶキーワードと言えば、釣り。オフの日には、毎週のように釣りに行くほど釣り好きだ。八戸は新鮮な海の幸が豊富な港町で、佐藤にとっては魅力的な環境。気温が低くなり始めた最近は控えているようだが、チームメイトの上形洋介らを引き連れ、その様子もクラブの選手ブログで発信されている。富山在籍時代に覚えたそうで、すっかりオフの楽しみとなった。翌日からの練習に向けて活力を養うため、佐藤にとって欠かせないリフレッシュ方法なのだろう。

古巣の富山戦に向け、「J2昇格争いをして、それを達成してほしいという複雑な気持ちもありますが、倒したいという気持ちもあります。すごく勢いを持ってくると思うので、やりがいもあるし、そのようなチームと対戦できるのはありがたいこと」と佐藤。古巣への敬意を払いながら意気込みを語る姿は、なんとも彼らしくなかろうか。

文:佐藤梨香(八戸担当)


明治安田生命J3リーグ 第31節
11月17日(日)13:00KO ダイスタ
ヴァンラーレ八戸 vs カターレ富山
ダイハツスタジアム(ヴァンラーレ八戸)
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