【福岡 vs 鹿児島】支えてくれた感謝を胸に鈴木惇はラストゲームのピッチに立つ。

2019年11月23日(土)


「苦しいシーズンだったのに声援を続けてくれたサポーターや、支えてくれた方たち、そして裏方のキットやクラブの職員の方たちに、感謝の気持ちが伝わる試合にしなければいけない。90分間を通して、そういうところで一切妥協がなかったかと自分自身に問いかけた時に、嘘偽りなく、それはできたと思える試合をやりたい」
リーグ最終戦を前に鈴木惇(写真)は想いを口にする。

J1昇格を目標に掲げながら序盤からチームは低迷。最後までチームとしての一体感を出せずにJ2残留争いに巻き込まれた。キャプテンとして、もっと何かがやれるのではないか。そんな想いと葛藤しながらの1年でもあった。
「結果に対しての責任というのはすごく感じている。なかなか結果が出ない中で、やっていることに対して疑ったり、不安になったりして、感情がマイナスの方向に流れがちな時に、それをプラスの方向に持っていけるような働きかけができず、上向きな雰囲気を作るとことができなかった。1年を通してすごく難しさを感じた」

そんなことも影響したのか、個人としてのパフォーマンスも自分の力を出し切れたとは言えないシーズンになった。悔しかった。情けなくもあった。だからこそ、これをただの経験のひとつとして終わらせてはいけないと話す。
「この経験を踏まえて、チームをどう作っていくかというところにチャレンジしたい。そのチャンスをまたもらえるように、自分にとってはどの試合もチャレンジ。鹿児島戦も、チームが勝つために自分にできることをしっかりとやりたい。そして、またチャンスをもらった時に、この経験を活かしたい」

最終節に迎える鹿児島にとっては、J2残留をかけた大一番。強い気持ちで乗り込んで来るのは疑いの余地もなく、それを後押しするファン、サポーター、そして鹿児島に関わる人たちがレベルファイブスタジアムにやってくる。ホームゲームとは言え難しい試合になることは間違いない。
「鹿児島は下位で苦しんでいるがビルドアップの質は高いものがある。前からプレスをかけて、勢いを持って戦う試合もやりたいが、場合によっては、しっかりと構えなければいけないこともある。それでも、ピッチに立っている11人がまとまることができれば勝ちにつながる。チームとしてのまとまり、特に守備のところは大事」
戦いの場所はホームレベルファイブスタジアム。勝点を譲ることはできない。

思うようにならなかった2019シーズンのラストゲーム。だが、サッカーは終わらない。それは未来のアビスパのための第一歩。ファン、サポーターのために、支えてくれたすべての人たちのために、そして自分自身とチーム、クラブのために鈴木惇はピッチに立つ。必ず福岡の誇りと呼ばれるにふさわしいチームになるという想いを秘めて。

文:中倉一志(福岡担当)


明治安田生命J2リーグ 第42節
11月24日(日)14:00KO レベスタ
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