【清水 vs 鳥栖】熱さと冷静さを合わせ持つキャプテン・竹内涼。残留をかけた最終節で表現したいものとは

2019年12月6日(金)


前節でC大阪に逆転負けを喫し、湘南が勝ったことで最終節を前に崖っぷちに追い込まれた15位の清水エスパルス。16位の湘南が松本に負けることを期待してはいられない。清水が残留を決めるには、14位の鳥栖にホームで勝つしかないという状況にある。鳥栖は引き分けでも残留が決まるので、残留争いの渦中にある3チームの中で、もっとも大きなプレッシャーがかかっているのは清水かもしれない。

だからこそ、今節はサッカーの内容だけでなくメンタル面も非常に重要な一戦となるが、その意味で清水には頼もしい存在がいる。過去5年間の最終節全てに先発出場している唯一の選手、キャプテンの竹内涼だ。
清水はこの5年間のうち、2014年と2017年に最終節でJ1残留を決め、J2で戦った2016年には最終節で勝ってJ1昇格を決めている(2015年は最終節を前にJ2降格が決まっており、昨年は早い段階で残留が決まっていた)。つまり、残留や昇格がかかった最終節では、全てミッションをクリアしているのだ。
そんな中でMFとして攻守のバランスをとってきた竹内涼は、熱さや戦う姿勢と冷静な状況判断を両立できる選手としても結果を導いてきた。とくにキャプテンとなった昨シーズンからは、その特徴をより進化させ、頼もしさを増している。
そんな竹内に、この大勝負に臨む意識を聞いてみた。

「もちろん気持ちの部分は本当に大事ですし、それがなければプレーや戦術も成り立たないと思います。だから気持ちは全面に出すべきだし、全員が死ぬ気で戦うというのは絶対条件です。そのうえで、鳥栖に対してどう戦うかを整理して、全員が同じ方向を向いて迷いなく戦うということが大事になると思っています」(竹内)

そこは戦ううえでの大前提となる部分。さらに竹内は次のようにつけ加えた。

「シノさん(篠田善之監督)に代わって良かった時期、結果が出ていた時期もあるし、ああいうサッカーが僕らの色というか原点だと思っています。最近でもそれをもう一度表現できつつある試合もあったので、この最終節でそこを90分通して表現したいと思います」(竹内)

篠田監督も「気持ちで負けない、ハードワークする、それを11人が同じ方向を向いてやり抜く。そこが自分たちの原点ですし、そこに立ち戻るということを選手たちに求めています」と語る。まさに竹内が言っていることと同じ意味だ。
その意識はチーム全体に浸透し、「みんなが迷いなく、高いモチベーションで練習に取り組めていますし、各々が自分がやってやろうという気持ちでやれていると感じます」と竹内は言う。
やるべきことを明確にしたうえで臨む大勝負の最終節。この試合でサポーターに見せたいことを聞いてみると、竹内は次のように語った。

「勝つためにお互いに助け合うところですね。チームを助けるためにみんな走るし、みんなで戦う。サポーターやチームを支えてくれている人たちのためにも、チーム全員で本当に最後まで走り続けて勝利につなげたいです」(竹内)

もちろん鳥栖も全員が必死で戦ってくるだろうし、本当に最後のところでどちらが一歩早く足が出るか、身体を張れるかという部分が勝負を分ける可能性は高い。その意味では、選手たちに負けないほど熱いオレンジサポーターたちの助けや後押しを得られる清水イレブンは、非常に大きなアドバンテージを持っているはずだ。

文:前島芳雄(清水担当)


明治安田生命J1リーグ 第34節
12月7日(土)14:00KO アイスタ
清水エスパルス vs サガン鳥栖
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