【横浜FC vs 広島】打って良し、守って良し。横浜FC期待の新戦力FW、一美和成

2020年2月15日(土)


13年ぶりにJ1に帰ってきた横浜FCの2020シーズンがいよいよ始まる。横浜FCはプレシーズンに、J1チームとの練習試合を組むことなく準備を進めてきた。このルヴァンカップグループステージ第1節・広島戦が初めてのJ1チームとの実戦であり、1週間後に明治安田生命J1リーグ開幕戦を控えていることを考えれば、指揮官にターンオーバーという考えはないだろう。現状のベストメンバーで自分たちの力量を確かめにいくはずだ。

今季、横浜FCが掲げる目標は『J1のトップテン入り』。チームを率いる下平隆宏監督は「昇格するよりも難しい。簡単な目標ではない」としながらも、自身のサッカースタイルを変えるつもりはない。「相手のレベルは上がるが、ビルドアップをわれわれの強みにしていかなければいけない。また、J1では逆にビルドアップしてくるチームが増えるので、ビルドアップさせないように前線からしっかりプレッシャーをかけたい」と、より攻守に主導権を握ることにこだわって戦いを挑む。

J1の他チームとの力関係から考えれば、自分たちがビルドアップすること以上に、相手にビルドアップさせないことがより重要になるだろう。「そこは去年けっこう目をつぶってきた部分でもある」と下平監督。その鍵を握る存在となりそうなのが、G大阪から期限付き移籍してきた一美和成だ。

昨季は期限付き移籍先の京都で17ゴールを挙げたストライカー。その得点力に加え、ディフェンダーと競り合いながらボールを収めるポストプレー、機動力を生かした裏への飛び出し、さらには献身的な前線からの守備でJ2の守備陣を苦しめた。宮崎キャンプで公開された練習試合ではFWのファーストチョイスで出場し、栃木戦では2得点を挙げている。「守備もしっかりやってくれて、その上で点が取れる」と指揮官の評価は高く、現時点で「イバや皆川(佑介)らとの1トップ争いで一歩リードしているかな」と認めた。

本人も「開幕スタメン争いで切磋琢磨している中でコンディションも上がっている」といい、「チームのために何ができるか考えてプレーするのが自分の特徴。それをやりつつ、ポストプレーや得点力でアピールしたい」と話す。2018年にはG大阪でJ1に9試合出場してJ1のレベルも知っており、ルヴァンカップで得点も挙げている。東京オリンピック世代でもあり、昨年末にはU-23日本代表に選ばれた。一美にとって東京オリンピックは目標としてきた大会であり、「出場するためにも横浜FCで勝ち取らなきゃいけない」と燃えている。

J1は見るけどJ2はあまり……というサポーターの中では、横浜FCといえばカズこと三浦知良をはじめ、中村俊輔、南雄太、イバ 、レアンドロ ドミンゲスらベテランのイメージが強いだろう。一方で昨季は斉藤光毅、松尾佑介、中山克広、齋藤功佑ら若手がブレイクしたことがJ1昇格への原動力となった。そして今季、1トップの椅子に東京オリンピック世代の若武者が手をかけつつある。13年ぶりとなる国内最高の舞台で、新生・横浜FCを印象づける活躍を期待したい。

文:芥川和久(横浜FC担当)


JリーグYBCルヴァンカップ 第1節
2月16日(日)14:00KO ニッパツ
横浜FC vs サンフレッチェ広島
ニッパツ三ツ沢球技場(横浜FC)
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