【清水 vs 名古屋】新たなサッカーの構築に大きなやりがいを感じるキャプテン・竹内涼。運命の再開初戦にかける想いとは

2020年7月3日(金)


1992年7月4日にクラブ創設から初の対外試合を行なった清水エスパルスは、この日をチームの誕生日と定めている。今季はサッカーのスタイルだけでなく経営面でも多くの大胆な改革に着手している清水だが、この中断明け初戦が誕生日のホームゲームということに、何か運命的なものを感じているサポーターも多いことだろう。
もちろん選手たちも、そのことを前向きに捉えている。「ここまで来るのに本当にいろんな人の支えや協力があったと思います。そういう方たちのためにも本当に良い試合がしたいですし、今は少しでも元気や勇気、活力というものを自分たちが与えられるようなゲームをしたいと思っています」と語るキャプテン・竹内涼は、人一倍クラブやサポーターへの想いが強いバンディエラでもある。
静岡県浜松市の出身で、浜松開誠館高校から2009年にエスパルスに加入した竹内は、北九州に1年間期限付き移籍していた2012年以外は清水一筋で今季が11年目。在籍期間は39歳のGK西部洋平に次いで長く、J2降格、J1への復帰などの苦楽をサポーターと共有し、2018年から3年連続でキャプテンを務めて年齢を重ねるごとに責任感を強めている。

そんな竹内にとって、今いちばん楽しみなのは新生エスパルスの成長過程だ。
「(今季は)監督をはじめいろんなものが変わって、僕たちのサッカーというものをもう一度作り上げようとしている中で、長い時間準備する期間があって、練習試合も重ねながらすごく良い方向に進んでいると思います。みんなが共通の意識を持って、強くなろうという姿勢がすごく見えてきているので(リーグ再開が)本当に楽しみです」(竹内)。

ピーター クラモフスキー監督がもたらした新しいサッカーは、非常に躍動的で攻撃的で、うまく回ればプレーしている選手たちにとっても観る側の我々にとっても非常に楽しいサッカーとなるはずだ。
「やっている僕らも徐々に楽しさが増してますし、お互いに要求することがより増えてきています。これからも練習や試合の中で課題とかお互いの考えのズレとかいろいろ出てくると思いますが、それも楽しさのひとつだと思います。みんなが自分を犠牲にして苦しいことをやらないと楽しさも出てこないと思いますし、そういう面でもみんな積極的にやっていると思います」(竹内)。

産みの苦しみを感じながらも、チーム全員で着実に前に進んでいることは確かに実感できている。それはチームをまとめる立場として何よりのやりがいなのだろう。
だからこそ今回の再開初戦で、今の自分たちの全てを出し切ることにこだわっている。
「90分間自分たちがどうプレーするかというところはぜひ観てほしいです。最初から最後まで自分たちがどういうコンセプト、どういう想いで戦い、どういうチームになりたいかというのを、もう一度確認してほしいです」(竹内)とサポーターにも熱いメッセージを送る。
と同時に、周囲への感謝の言葉も忘れない。
「僕らがサッカーをやれているのもJリーグが再開できるのも、サポーターをはじめ本当にいろんな方々のおかげだと思っています。その感謝の気持ちは僕たちのプレーや結果でしか表わせないと思うので、言葉よりプレーで皆さんに感謝を伝えたいと思います」。
クラブの誕生日を祝うためのプレゼントとして、誰もが心から望んでいるのがチームの今季初勝利だ。そのために誰からも信頼される誠実なキャプテンは、試合終了の笛がなるまで全力で走り続け、チームを引っぱり続けてくれるはずだ。


文:前島芳雄(清水担当)


明治安田生命J1リーグ 第2節
7月4日(土)18:00KO アイスタ
清水エスパルス vs 名古屋グランパス
IAIスタジアム日本平(清水エスパルス)
みんなの総合評価 (4.2)
臨場感 (4.7)
アクセス (2.9)
イベント充実 (3.7)
グルメ (4.1)
アウェイお楽しみ (3.9)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

移籍情報