【福岡 vs 磐田】ほとばしる熱い想い。菊池大介から目が離せない。

2020年7月14日(火)


「勝つチームと負けるチームの差というか、本当に分かりやすい差が出てしまった」
菊池大介は悔しそうに京都戦を振り返る。内容は互角。むしろ前半の主導権は福岡が握っていた。しかし、いくつかの決定的なチャンスをものにできず、京都にワンチャンスを決められたことで試合の流れが変わった。「本当に悔しい、もったいない試合だった」。その悔しさを胸に、中3日で迎える磐田戦のピッチへ向かう。

今シーズン、菊池は特別な想いで福岡への期限付き移籍を決断した。それは悔しさだと話す。湘南在籍時の2012年、2014年、そして昨年は柏で3度のJ1昇格を経験したが、主力選手としてプレーしていた湘南時代とは違い、昨年の試合出場数は23試合。自分の中に納得できないものが残ったという。
「昨年はJ2優勝、J1昇格を経験したが個人的には23試合しか出ておらず、100%満足できたかといえばそうじゃない」

そんな菊池に届いた福岡からのオファー。新たに長谷部茂利監督を迎えたことに加え、既存の選手、新たに加わった選手を見た時に、本気になってJ1昇格を狙うという気持ちが伝わってきたと話す。
「自分がはいって、そこ(J1)へ行けるという想いがすごく芽生えた。そして自分が主力としてチームを引っ張ってJ2で優勝することで、昨年の悔しさを挽回することができると考えた」
もちろん、もう一度選手として這い上がり、より高いところでポテンシャルを発揮したいという想いも強い。

持ち味はアグレッシブなプレー。労を惜しむことなく、攻守にわたって走り続ける。そのスタイルはユース時代から所属した湘南で築き上げたもの。湘南時代にJ2最年少出場記録、同最年少得点記録を樹立した菊池も今年は14年目のシーズン。ベテランと呼ばれる年齢になったが、そのスタイルは今も変わらない。

そして迎えるホームでの磐田戦。J1昇格を果たすためにも連敗を止めなければいけないのはもちろん、今シーズン初めてサポーターを迎えて行われる特別な試合で勝点を譲ることはできない。
「連敗に下を向いている時間はない。試合に出た選手、出なかった選手、みんな含めて、どれだけ切り替えて磐田戦に向かえるか。そして、ホームに足を運んでくれる方たちの中には、コロナ禍でまだまだ苦しい想いをしている人たちもいる。そういう人たちに勇気を与えられるように勝つということが非常に大事」

そんな想いを胸に、菊池は力の限りにピッチを走る。自分の悔しさを晴らすために。そしてJ1昇格の喜びをサポーターとともに喜び合うために。


文:中倉一志(福岡担当)


明治安田生命J2リーグ 第5節
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