【山形 vs 群馬】末吉塁、再び走り出したスピードスター

2020年7月14日(火)


山形に同期加入したこともあり、どうしても背格好の近いあのドリブラーと比べられやすい。現在、C大阪でプレーする坂元達裕だ。

昨季、坂元はルーキーながら山形でリーグ戦全試合に出場。ドリブルと強気の仕掛けで7得点3アシストの記録を残し、1年でプレーするステージを駆け上がった。

末吉はそのプレーを、スタンドから見ることが多かった。

両肩に脱臼癖を抱えたままプロの門をくぐったが、3月の練習中に脱臼を再発。それを機に両肩の手術に踏み切った。直前にJリーグデビューを果たしこれからという時期だったが、シーズンの残りすべてを治療とリハビリ期間に充てることに躊躇はなかった。山形への加入前、クラブの強化部が「手術してでも自分のことを獲ると言ってくれた」からだった。
「2年目から思い切ってやろうと覚悟を決めて手術に挑みました」

今季、末吉は完全復活。京谷洋佑トレーナーに筋肉や体の使い方を徹底して見直し、鍛えられたことで、パワーアップしての帰還だった。

“再デビュー戦”とも言える第2節・栃木戦は「緊張しないでやろうと思ったんですけど、試合が始まったら最初の15分くらいはちょっと硬くなっちゃって」。ただし、その後はスピードを活かした本来の動きを発揮した。試合を重ねるごとにプレーの落ち着きも増している。前節には対面する水戸・外山凌と、かつては不安だった肩をねじ込み合う激しい競り合いも演じている。

「プレーの面では全然怖くもないし、思い切りできているんですけど、ちょっとスローインのところが課題。でも外れそうな感じはないので、思いっ切りやろうと思います」

「ドリブル突破からクロス」のシーンは、すでに山形の右サイドで定着しつつある。まだゴールやアシストはないが、一つ結果を出せば、そのスピードは加速する。コロナ禍もありやや時期が遅れたが、戻ってきたピッチ上でいま、末吉は楽しんでいるように見える。


文:佐藤円(山形担当)


明治安田生命J2リーグ 第5節
7月15日(水)19:00KO NDスタ
モンテディオ山形 vs ザスパクサツ群馬
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