【G大阪 vs 大分】J1最多出場記録を達成した遠藤保仁。「幸せ」は、まだまだこの先も。

2020年7月17日(金)


遠藤保仁は、明治安田生命J1リーグの再開初戦となった『大阪ダービー』でJ1最多出場記録を達成した。過去に戦ってきた631試合の大半がそうだったように、この日も先発メンバーとして、だ。

「いつも通りに、いい試合をしたいと思って試合に入りました。記録が達成できてとても嬉しい。これまでサポートしてくださった皆さんのおかげだと思うので感謝しています。ただ試合内容は自分たちのいい部分というか、特に攻撃面であまりスムーズに試合を運べなかったな、と。うちは攻撃に特化した選手が多いチームなのでそこはもっと改善していかなければいけないと感じました」

この一戦で改めて感じたのは「フィールドに立ってボールを蹴れる幸せ」だ。サッカー人生で初めて約4ヶ月という長い中断期間を経験したことで、その思いはより強くなったと話す。

「中断期間も、全体練習が始まってからもフィールドに立ってボールを蹴れるのはすごく幸せだなと思いながら過ごしてきました。また今日は改めて公式戦を戦える素晴らしさも実感したので、今後もこの気持ちを忘れずにやっていきたい。これからもたくさんの試合に絡んでいけるように、自分の中で限界を決めずにサッカーを楽しみ、いろんなことにチャレンジしていきたいと思います」

そのために心がけるのは、コンディションをしっかり整えること。加えて「味方である選手よりいいパフォーマンスを見せていくこと」。これだけキャリアを積み重ねてきた今も、自分が特別だと考えたことはなく、常に周りとの競争を意識しながら自分を磨き続けている。想像するに、年齢を重ねる中では練習や試合を迎えるための準備も、そのあとのケアも、その中身はより濃さを強めてきたはずだ。だが遠藤に悲壮感はない。むしろそれすらも涼しい顔で「楽しんでいる」と言い切れるあたりに、彼が今も現役として第一線で戦い続けている理由がある。

ちなみに、彼はこれまで自身の『節目』ともいうべき試合をすべて勝利で飾ってきた。98年3月のJリーグデビュー戦に始まり、同年J1初ゴールを決めた試合も、ガンバ大阪に籍を移し、J1通算100試合出場を達成した試合も、200、300、400、500、600試合目を戦う中でも、だ。またJリーグ史上13人目、MF登録では史上2人目となるJ1通算100得点を決めた16年のアルビレックス新潟戦や楢﨑正剛氏が持つ歴代最多記録に並んだ今年のJ1リーグ開幕戦も然りだった。それに対し、J1最多出場記録を樹立した『大阪ダービー』を勝利で飾れなかった事実は、彼にどんなことを考えさせたのだろうか。

「勝てなかったことには何かしらの原因がある。そこをうまく修正しながらやっていけばいい。プロである以上、常に勝利を目指して次の試合にも全力を尽くすだけだと思っています」

毎試合、本気でそのことに向き合わなければ決して到達できなかった『632試合』だと思うからこそ、重みを感じる言葉だった。


文:高村美砂(G大阪担当)

【編集部オリジナル特集】大記録更新まであと1試合!J1最多出場記録タイ・遠藤保仁選手の軌跡

明治安田生命J1リーグ 第5節
7月18日(土)19:00KO パナスタ
ガンバ大阪 vs 大分トリニータ
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