【仙台 vs 川崎F】走れ、ジャーメイン良。ゴールに向かって

2020年7月21日(火)


仙台は中断明けから、4-3-3を基本フォーメーションとしたシステムで戦っている。この3トップの両サイド、換言すればウイングの選手が4試合連続で得点中だ。そのうち2点を記録しているのが、ジャーメイン良。右ウイングに起用され、躍動している。

もともと、ストライド走で相手を抜き去るスピード自慢のFWだ。地道な練習や試合経験を経て、相手の間でターンする動きなど細かい身のこなしも磨いてきたが、プロ3年目の今季は「もっと自分のスピードを生かすこと」を目標に、体作りや戦術理解を進めてきた。長い中断期間にも、「いつ再開と言われてもいいくらい、ハードな練習をしてきました」と準備。再開後に試合間隔が短い日程が待ち受けても、2018年に公式戦15試合が短い間隔で続いたときの経験も踏まえ「その時のイメージはありますし、どれだけ回復できるかということが大事だと思っています」と心構えはできている。

そして再開後は、初戦となった明治安田生命J1第2節・湘南戦で早速ゴール。試合後にはクロスのつもりだったことを明かしたが、チームを勝利に導く大きなゴールだったことに変わりはない。右サイドを縦に抜け出し、得点場面以外にも好機を連発したことも見逃せない。

また、第5節・札幌戦では、鮮やかなカウンターの中で中央からの斜めのパスを受けて右サイドを快走。落ち着いて左足で先制点を決めた。しかしジャーメイン本人は試合後に「自分自身2点目、3点目を取れるチャンスもあったので、そこは悔しさの方が大きい」と複雑な胸の内を明かした。この試合は2点差を追いつかれて引き分けに終わったため、突き放せなかったことが心残りだった。

ジャーメインは昨季に4-4-2の2列目、サイドMFでプレーをした経験があるが、ウイングの位置はその時よりも自身の持ち味を生かしやすく感じているという。「外に張ってボールを受けられて、タッチラインを背中にして中が見られるので、いい視野を確保してプレーできています。受ける前にいい準備ができていることが、いいかたちでしかけられる要因だと思っています」と自己分析。足の速さに準備の早さが加わって、縦パスでもサイドチェンジでもうまく受けて足下におさめるプレーについて、試合を重ねるごとに手応えが大きくなっている。

そうしたプレー面の向上について自信を深めるには、ゴールという結果が欲しい。次節の相手は、4連勝中の川崎Fだ。「多分Jリーグで一番状態がいいチームなので、そこを相手にチームでしっかり全員で団結して、アグレッシブさを持って入りたい」。ストライカーの力が試される強敵を前にしても、ジャーメイン良はゴールに向かって力強く疾走する。


文:板垣晴朗(仙台担当)


明治安田生命J1リーグ 第6節
7月22日(水)19:30KO ユアスタ
ベガルタ仙台 vs 川崎フロンターレ
ユアテックスタジアム仙台(ベガルタ仙台)
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